FX初心者が経験した失敗から学んだ「生き残る」ためのリアルな教訓!!
FXを始めた頃、最初の取引の記憶は今でも鮮明です。
最初に選んだ通貨ペアはドル円でした。
理由は単純で、情報量が多く、値動きも穏やかだと聞いていたからです。
しかし、その「穏やかさ」を実感するには、まだまだ初心者すぎたようです。
初めてチャートを開いたとき、ローソク足の動きに圧倒されました。
上下に揺れる値動きを目の当たりにして、何が起きているのか理解する間もなくエントリーしてしまったのです。
結果はもちろん惨敗。
エントリーのタイミングもわからず、損切りの設定もしなかったため、気づけば数千円の損失を抱えていました。
それでも、なぜかFXに惹かれ続けたのです。
失敗を繰り返すうちに、「なぜ負けるのか」を少しずつ分析するようになりました。
チャートを見るだけではなく、ニュースや経済指標にも目を通すようになりました。
特にドル円はアメリカと日本の経済に強く影響されるので、雇用統計やFOMCの発表がある日は緊張感が高まります。
一度、FOMCの日にトレードしたときのことを今でも覚えています。
政策金利が予想外に変更されたことで、ドル円が急激に動き、大きな損失を出しました。
しかし、それは同時に大きな学びにもなりました。
「経済イベントのリスクを無視してはいけない」ということを身をもって体験したのです。
それからは、リスク管理を徹底するようにしました。
損切りラインを必ず設定し、1回の取引でリスクを取りすぎないようにすることを心がけました。
例えば、資金の2%以上をリスクにさらさないというルールを作りました。
この小さなルールが、長期的に見ると自分の取引を安定させるきっかけになったように思います。
また、トレードノートをつけることも始めました。
どのタイミングでエントリーし、なぜその決断をしたのか。
結果がどうだったのか。
この記録を振り返ることで、自分の弱点が少しずつ見えてきました。
たとえば、「急いでエントリーする癖」や「利確を我慢できない性格」。
これらの癖を知ることで、自分のトレードスタイルを改善することができたのです。
もちろん、今でも失敗することはあります。
でも、失敗するたびに学びがあり、その経験が次のトレードに活かされていると感じます。
FXは簡単に稼げるものではありませんが、継続して学び、改善し続けることで、少しずつ結果がついてくるものだと思っています。
私にとってFXは、単なる投資以上に、自分自身を知り、成長するためのツールのような存在です。