V棋戦の楽しみ方〜配信者編〜

将棋V棋戦といえば各棋戦ごとの独特なルールがあり、それに対して参加者がどういった将棋を指すのかが醍醐味であるが、実は配信者によってもそれぞれの良さがある。今回はその中でも比較的多くV棋戦の中継配信をしてくれている人たちを紹介していこうと思う。

すず白ラパニスさん

配信映えするための技術がとにかくすごい。配信前の待機画面、舞い散る花びら、そして対局を彩るエフェクトやSEなど、将棋がわからなくても盛り上がる演出がたくさんある。

特に評価が高いのが「ふんどしの桂」のエフェクトと、持ち時間が切れた時の「残り時間にも気を付けてね」。

なお中継者としては聞き手役になることが多く、声のトーンがそのまま形勢判断になっているので、局面の優劣が行ったり来たりするとラパニスさんの悲鳴をたくさん聞ける。


Unferth-ウンフェルス-さん

学術系Vtuberであり、あらゆる方面においての知識がすごい。もちろん将棋についても例外なく、戦法の種類だけでなくその歴史についてまで解説してくれる。

1つ1つの配信準備を細かく行ってくれており、対局者の普段の活動や直近の配信まで調べて紹介してくれるので、宣伝効果抜群。ウンフェルスさんに中継をしてもらったおかげで登録者や視聴者が増えたVtuberもいるのではないだろうか。

なお中継者としては前述の通り知識が豊富なため特に序中盤の解説に定評があるほか、高段者と一緒に中継になった際には聞き手を務めることもある。視聴者のコメントもよく拾ってくれるため、いっぱいコメントしよう。


サメのフーカさん

通称サメさん。第二期V名人戦から参戦し、語尾に「〜サメ」を付ける、中継中に対局者の将棋めしを紹介するといった将棋V界隈にブームをもたらす存在。

ウンフェルスさん同様知識面において秀でてる他、単純に棋力も高いため、序盤、中盤、終盤、安定した解説が望める。


ぽやーじゅさん

謎の生物にして、将棋Vのエンジニア担当。

対局者としては第二期V名人戦にC級から参戦し、連続昇級でついにA級まで上り詰めた。

配信では画面のレイアウトに力を入れており、ぽやーじゅさんの配信画面がそのまま他の配信者のテンプレートになることも。

ウンフェルスさん同様に配信前の事前準備がものすごく、自己紹介よりもぽやーじゅさんの他己紹介の方が詳しいんじゃないかというレベルで紹介してくれるので、対局者としては非常にありがたい存在。

また数多くの棋戦に運営としてかかわっており、大会自体のマネジメント能力もすごい。


公人直人さん

国家公務員系Vtuber。通称ハム。

第二期V名人戦に級位者として参戦するも、その後急激に棋力を伸ばし現在では四段レベルに。

常に新しいこと、楽しいことを目指しており、三人体制の中継、奏でるゲージの実装、アンケート機能の採用など中継ごとに色々なネタを仕込んでくる。

自身の棋風により、攻めに関する読みが非常に鋭く、すぐ大駒を切りたがる。反面自分の読みに全くない手を指されると、どの駒が動いたか見失うことも。


鹿角ほたるさん

何かとネタにされることが多い、将棋Vの総受け担当。あふれるスタミナ無限大で、忙しくなければ連投配信も行てくれる。(←こうやっていじられます)

聞き手、解説どちらもうまく、視聴者のコメントもよく拾ってくれるので、大会に関わる人すべてを楽しませてくれる存在。

余談だが私はこれまでいろいろな棋戦でほたるさんと対局してきたが、一度も勝ったことがない。もう一生勝てないかもしれない。


以上、主に配信で棋戦を盛り上げてくれる将棋Vを紹介してきた。他にも中継役をしてくれるVはたくさんいるが、解説に特徴のある方々は別途「解説者編」として紹介していこうと思う。

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