【デス・ストランディング】クリア感想
先日ようやくデス・ストランディングをクリアしたので、
その感想をまとめてみました!
ちなみに、総プレイ時間は約46時間でした。
※ネタバレ含みます
はじめはよくわからなかった
ゴーストオブツシマをクリアして、次に何のゲームをしようかな?と思っていた時に、
フレンドから勧められた「デス・ストランディング」。(通称デススト)
当時は、発売まで全くゲーム内容が発表されなかったので、とても話題になった。
そして、発売してからは運搬ゲームとして国道を復旧したり道を作ったりする、ということは小耳に挟んでいた。
いつも私がゲームする上で思うのだが、趣味で楽しくゲームをしているので、
ゲームの中までも労働はしたくないという点がある。
デスストはこちらに当てはまるのではと少し嫌厭していた。
メタルギアの小島監督が制作したゲームということもあり、期待はとてもあったのだが、
実はこのゲーム、ストーリーがめちゃくちゃ難解。
対消滅(ヴォイド・アウト)やら脳死母(スティルマザー)やら、
アメリカが舞台とはいえ、独自の世界感となっているので、まずストーリーの理解から始まる。
それでもストーリーがわかってくるのはゲームを始めてから恐らく半分を過ぎたころからではないだろうか。
わかってくると、「これはこういうことだったんだ」と気が付くことが多く楽しくなってくる。(理解する努力は必要)
また、映画のようなストーリーなので、導入部分は本当にわからないことだらけの中を進んでいき、
しかもただただ荷物を運ばされるミッションがメインなので、
最初の2~5時間くらいを遊んで、おもしろくないと思ってやめてしまう人が多い。
そのため、こちらのゲームは評価が賛否両論となっている。
(恐らく低評価は少ししか遊んでいなかったり、ゲーム性がそもそも合わなかった人だと思われる)
「繋がり」をテーマとしたゲーム
私がプレイしてみて驚いたことは、このゲームが発売されたのが、コロナウイルスが世界的に問題となった事象の前、という点である。
現実と同じような世界、ということではないのだが、
孤立している拠点を繋ぎ、まさしく「点と点を線に」していくゲームであり、
そして、ゲーム内で他のプレイヤーが作ったオブジェクトなどを利用したり「いいね」を押すことができる。
コロナウイルスで個々が孤立していき、またマスクで自分自身の顔を隠して過ごすこととなってしまった世界となんと似ているのだろうか。
最初は「なんでこんなことしなきゃいけないんだよ」と主人公のサムと同じようなことを考えていた私だが、
プレイを進めていくうちに、もう少しですべてが繋がるんだ!という目標に向けて駆け抜けていった。
サムの心情が少しずつ変わっていくように、プレイヤーも進めていくにつれてできることが増え、
進めていくほどにやりがいや喜びを感じる。
ホラーやギャグなどのバランスが良い
登場するキャラクターは主人公のサムをはじめ、メインやサブも含めて、大変魅力的なキャラクターばかりであり、
ちょこちょこと入ってくる小島監督のおもしろさがよりストーリーに魅力を持たせてくれる。
プレイした方はわかると思うが、私はハートマンとデッドマンが好きで、
ハートマンにいいねをもらったときはとても嬉しかったし、
デッドマンは絶対に死なないでほしいと念じながらプレイしていた。
BTといったおばけのような存在で息を止めてやりすごしたり、
またミュールという配達依存症の人間たちと戦ったりなど(ゲーム上殺しはNG)、ゲーム全体のバランスはとても良いと思う。
しかしミッションの長さがそれぞれ違ったり(めちゃくちゃ大変だったり、ピザ配達するだけだったりと差が激しい)、
よくわからないうちにFPSでよく見る戦場に飛ばされて戦わされたり、
また、ちょっと後半になるのだが、無駄な演出が少々気になる点ではあった。
サムとルーの今後に期待
正直最初の方ははじめに述べたようにほとんどわからなかった。
しかし、最後に近づいていくにつれて、これまでの敵やすべての謎が少しずつ明かされていくにつれて、
どんどんゲームに惹き込まれていくのを感じた。
最後のほうはほとんどがムービーだったりもするのだが、
もうめちゃくちゃに泣いた。
本当に洋画を見ている感覚。
やってよかったと思えるゲームにまた出会えた素晴らしさ。
いや~ゲームはこれだからやめられない。
ちなみにみんなそうだと思うが、
抱きしめようと思ったがうまくできず、これまでのことがむかつきすぎて、
我慢できずに銃を全弾ぶっ放して(ヘッショもした)ラスト・ストランディングを起こした。
でも後悔していない。
(その後のビーチでの説明にはまたキレそうになった)
約46時間ほどプレイしていたが、80時間くらいプレイした感覚。
かっこいいノーマン・リーダスをいつだって鑑賞することができるし、
クリフ役のマッツ・ミケルセンだって本当にかっこいい。
そして、BBだってめちゃくちゃ可愛い。
プレイした後にゲームの評価を見てみたが、
最初の導入部分でプレイヤーを飽きさせてしまうのは、このゲームの本当に残念な点ではある。
少し我慢しながら先へ進めていく必要が確かにあることはお伝えしておく。
(バイクや車に乗れるようになると、また違ってくる)
気になっている方は、是非プレイしてほしい。
その先には、最高のストーリーと他者との繋がりをより強く感じることができるだろう。