アロマテラピーって何だろう?
沢山のブレンドアロマオイルを作ってきた私ですが、今までは自分の心地いい香りを追及していっただけで、アロマテラピー的な利用目的を意識して作っていなかったんです。
でも最近、ついにその真価が発揮されたというか、無意識のうちに心を癒すためにこれを作っていたのか…!と思う出来事がありまして。
巷のウイルスのあおりを受けて、無職になった私。運よく仕事が見つかったものの、職場になじめず辛い日々が続きました。(実は今も、ですが) そんなつらい仕事を少しでも和らげようと、アロマペンダントに自作のブレンドオイルを忍ばせ、身に着けることにしました。
植物の香りにはそれぞれに意味があり、効能も違います。たくさんのブレンドオイルの中から毎日「今日はこれにしよう」と選ぶのですが、不思議とその1本が今の私に必要な香りだったりするんです。
例えば私が作ったブレンドオイルの中に「ミント味のガム」という香りがあるのですが、ペパーミントやジュニパーベリーなどをブレンドしたその香りの意味は「ネガティブな感情をはねのけ、自分のやりたいことに集中する気持ちをサポートする香り」でした。今の職場に見切りをつけ、よりよい環境に身を置けるようにスキルアップの勉強をしたほうがいいのではないか…と悩んでいた私にとって、これはすごく背中を押してくれる香りでした。
精油って、植物のいろんな部位からとれるものです。言ってみれば、植物の体の一部なわけですよね。生命のエキスがギュッと凝縮されたものの匂いを嗅いだり、マッサージをするのに使ったり。結局アロマテラピーとは、植物の持つ生きる力を少し分けてもらうということなのではないかと。今ではそう思っています。
皆さんも辛い時、悲しい時、もちろん楽しい時や嬉しい時も、植物の力を借りてみてほしいなと思います。