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産後の体調管理には柔軟なサポートの調整が重要であることを痛感!

-双子出産後想定外の入院から得た教訓-


 産後のママの体のダメージは、車に轢かれて交通事故にあうのと同等と言われます。しかし、双子育児は昼夜問わず頻繁な授乳やお世話が必要なので、睡眠不足や疲労が溜まりやすくなります。
 この記事では、出産後の休息の大切さと、双子育児において夫や家族・地域のサポートを柔軟に調整していくことの重要性について経験と教訓を共有します。


1. 双子育児中の母体の休息には周りのサポート体制が欠かせない

 冒頭でも話した通り、産後の母体は交通事故にあうのと同じくらいのダメージを負っています。産後1ヶ月は、可能な限り赤ちゃんのお世話だけにしましょうとはよくいわれるものです。
 とはいえ、双子の育児は、オムツ交換と授乳などのお世話が純粋に2倍になりますし、同時に泣くこともあり、お世話だけでも結構な負担です。
 育児におけるサポート体制は、単に手伝いだけでなく、夫婦や家族の関係性を踏まえた調整が大切です。
ここからは、私の経験とそこから得た教訓を共有します。
 私のサポート体制としては、義父母が長期的に仕事を休めないため日常的なサポートと言うより、必要な時にサポートを頼む形とし、実母が沖縄から有休を活用して、育児慣らし期間として2ヶ月間泊まり込みでサポートという形でした。
 実母は基本的な家事を手伝ってくれたり、双子を預かり息抜きの時間を確保してくれたり、夜間私たちが疲弊しないように双子の1人を実母が隣の部屋で預かったりしてくれていました。
 しかし、実母の関わり方が先回りしすぎて旦那が育児に十分に関われず、過干渉だと感じたようで、サポートには感謝しているが故に直接実母に伝えられない不満を私がなだめる状況に。また、旦那は寝たら起きれないため私を休ませるためにほとんど寝ずにお世話に関わっていたことも相まって疲弊。私も板挟みと初めての双子育児に疲弊していきました。
 1ヶ月健診を終え、母子ともに問題がなかったからと実母が帰る数日前から、消退しかけていたはずの悪露が再燃。(疲れ+ストレス緩和のために許可が出たからとスキンシップをとった事が刺激になった?)徐々に出血が増え、授乳の度に血塊混じりの悪露が多量にあり、出血に伴う貧血発作で失神するまでになってしまったため、治療のために入院。
 私が入院中の4日間は、もちろん双子は一緒に入院できないため、旦那と帰沖を延期した実母でどうにか双子の面倒を見てくれたため、どうにかなりましたが、十分な休息のためのサポートの調整がどれほど大切かを痛感する経験となりました。退院後は1ヶ月程度、私が回復に専念できるようにと義実家でお世話になりました。家族のみの生活が始まってからも旦那の副業がある週末や息抜きに出かけたい際に義実家でサポートを受けています。
 実母のサポートがあったおかげで、育児慣らし期間に休息を取ることができたのは良かったと思いますが、夫との関係性や双子育児を甘くみていた為に疲弊し、体調を崩しました。
 教訓として、出産後の育児において、しっかり休息を取るためには、当たり前ですが夫婦間でのサポートが特に重要と言うことです。お互いの負担を軽減するためにも、サポートの方針や、必要なときにどう役割を調整するかを事前に話し合っておくことと、家族からのサポートをどこまで受け入れるかについてお互いが納得できる範囲を見つけておくと、育児中の休息がしっかり取れ、ストレスを最小限にすることができます。

2. 何故地元へ里帰りしなかったか


 双子育児において、夫や周りのサポートは、不可欠です。私も、双子だとわかった時、地元が沖縄なこともあり、実母の元へ里帰りするか、実母に来てもらってサポートしてもらうか悩み、結果として里帰りはしませんでした。
 理由としては、旦那も育休を取るにしても、里帰りしてしまうと旦那が育休に入るまでの期間、妊娠中の関わりがもてないこと。実家がアパートの3階で弟妹もいるため、居場所がなく一軒家の祖父母の家に間借りする案が出たため、実母や親族との関わりや慣れない環境での育児に旦那がストレスを感じ、育児に支障が出る可能性があること。双子妊娠というだけでもハイリスクな状況で妊娠15週で出血(詳細は過去の記事に記載)があったために、母胎の安静のために、空路の移動は負担が大きいことを考慮した結果でした。
 前述したように、実母に来てもらってのサポートも紆余曲折ありましたが、結果として義父母との関係性が深まったり、サポート体制を見直して負担軽減に繋がったので、選択としては間違っていなかったのかなと思います。
また、核家族化で地域との関わりも疎遠となっている現代ならではかもしれませんが、家族以外のサポートについてのアンテナが張れていませんでした。ただでさえ、手が足りない双子育児です。身内のサポートを受けにくい状況なら、いかに地域のサポートを活用していくかが重要になってくるため、どのようなサポートがあるか事前に調べて調整しておくことをおすすめします。

3、育児負担軽減の為の工夫の例

1、役割分担を明確にする
たとえば、夜間の授乳やおむつ替えは交代で行い、どちらか一方に負担が偏らないようにする。夫が平日働いている場合は、休日の夜間ケアを夫が担当するなど、負担を分け合います。これにより、お互いの疲労が溜まりにくくなります。

2、家族サポートの範囲を決める
実母や義父母などが手助けしてくれる場合、どの部分をお願いするかを話し合います。たとえば、日中の家事や買い物、必要時の送迎など具体的な役割を決めることで、双方がサポート内容に納得しやすくなります。また、過干渉にならないよう、育児の基本方針は夫婦で決めるなどの線引きも重要です。

3、地域サポートの活用
ファミリーサポートセンターや一時保育サービスなど、地域のサポートがどのように使えるかを事前に調べ、必要なときにスムーズに頼れるよう準備しておきます。緊急時や疲労が溜まった時に利用できる選択肢があると安心感が増し、夫婦の負担も軽減されます。

4、定期的な見直しを行う
育児や家族の状況は日々変わるため、定期的にサポートの方針や役割分担を見直します。たとえば、どちらかの仕事が忙しくなる時期や、子どもの成長によってサポート内容が変わるため、都度話し合いを重ねることで、お互いの負担を適切に調整できます。

こうした具体的な取り組みを通じて、育児負担の分散や休息の確保ができる環境が整い、長期的な心のゆとりにつながります

3.まとめ

産後のママの休息の重要性と双子育児を行っていく上でのサポート体制の調整の大切さついてお伝えしました。必ずしも里帰りが必要とは限らず、パートナーや家族のサポート、地域の支援も大切です。育児におけるサポート体制を整え、休息をきちんと取ることで、ストレスを最小限にし、心にゆとりを持った育児をすることができます。

ここまで読んでくれてありがとうございました!参考になった方はスキ♥️、他の記事もチェックして、これからの投稿も気になる方はフォローしてくれると喜びます😊




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