iPhoneの機種変更で急激なストレージダウンに失敗した遺恨
2019年9月、私はiPhoneの機種変更でストレージダウンの洗礼を浴びた。
ストレージ容量256GBから64GBへ変更したのだから当然だ。
データ移行のためのクイックスタートを最初からやり直してiCloudバックアップを復元。
とはいえ、データ転送に失敗のだからiCloudバックアップの復元も途中でエラーになる可能性大。
バックアップを復元途中の新しいiPhoneでストーレージの使用状況を確認。
音楽や電子書籍アプリの使用容量が多いので、新しいiPhoneから削除。
こうして使用サイズの大きいアプリを"削除"や"取り除く"を実行する。
「Appを取り除く」を選ぶと、Appのサイズを減らして書類とデータは保持する。
「Appを削除」を選ぶとアプリを丸ごと削除するので、Appも書類とデータも消える。
さらに、「非使用のAppを取り除く」を有効にした。
「非使用のAppを取り除く」を有効にすると使用頻度の低いアプリに対し「Appを取り除く」を自動で実行する。
さらに、LINEのキャッシュを削除してストレージの使用量を減らした。
(キャッシュはよく使うデータをすばやく読み込んで表示するために内部に一時保存するしくみ)
「キャッシュデータ」に加え、「写真」「ボイスメッセージ」「ファイル」も削除した。
「写真」「ボイスメッセージ」「ファイル」を削除するとトークのサムネイルは変わらないが大きく表示できない。
当時はLINEでもらった写真やビデオはすべてiPhoneに保存済みだから大丈夫だと思っていた。
しかし、大丈夫ではなかった。
5年経った今も落胆することがある。
先日も、学校関係のボランティア活動をしたときの資料を見返そうとしたら「保存期間が終了したため写真を読み込めません。」の表示。
2019年9月以前にLINEのトークでやりとりした写真は見れるようで見れない。
LINEからiPhoneに保存したはずの写真が見つからず諦めたこともある。
LINEだけではない。
64GBのiPhoneにしてから外出先でアプリを使えず困惑することが増えた。
すぐに容量不足に陥るので、数日の非使用でアプリが取り除かれてしまうからだ。
iPhone本体ストレージ容量が少ないため外出先で撮影した写真やビデオを保存できず涙したこともある。
256GBから64GBへの急激なストレージダウンは無謀だった。
耐えきれずに次の機種変更はiPhoneストレージの容量を256GBに戻した。
無理なダイエットは歪みが生じると痛感した。