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自己紹介 | 初めてのnote
働き始めたあの日の自分に教えたい、やりたい事探しの迷路をクリアするまでの物語
みなさま、はじめまして。
現在、仕事と学びで役に立つ『作戦室』というWEBメディアを運営しているYukiといいます。
私は、アプリやWEBサービスの開発を中心に、10年以上の経験を積んできたWEBエンジニアです。この間、数多くのプロジェクトに携わり、実践的なスキルを身につけました。
この記事では、そんな私の人生を時系列で振り返り、これを読んでくれているあなたにとって、少しでも役立つ学びや気づきをお届けできればと思います。
「やりたいことがわからない」「頑張ってるのに満たされない」といった悩みを感じたことがある方なら、響く内容が1つはあると思うので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
【学生編】たくさん遊んで人間関係を学ぶ
さて、話は学生時代まで遡ります。
私は小さい頃から外で友達と遊ぶのが大好きで、日が暮れても両親に怒られても、ひたすら遊び続けるような子どもでした。探検やボール遊びに夢中になり、時間を忘れるほど外で遊ぶのが楽しかったのです。
そんな私が、あるきっかけで野球に出会ったのは小学校3年生の頃でした。親と野球部顧問だった担任の先生とのつながりがあり、「なんとなく」野球部に入ることになりました。特に強い動機があったわけではありませんが、気がつけばグラウンドでバットを握り、白球を追いかける日々が始まっていました。
将来の夢を書く時間で「プロ野球選手になる!」と書いた覚えがありますが、本気というよりはただの思いつきでした。
しかし、中学3年生までの7年間も野球をしたことで、途中から野球を上達することがめちゃめちゃ楽しくなり、人生で1番最初に熱く取り組んだことが野球になりました。
中学時代は部活に全力を注いでいましたが、その反動で高校ではとにかくゆるく過ごすことを決意。短期的な今の幸せを最優先にしたいという価値観に変わっていきました。
そんな中、通った高校にはバドミントン部があり、練習がゆるいと聞き、理想的で怠惰な学生生活を手に入れるために入部を決意。
ところが、不運にも高校入学した年に真面目な顧問に代替わり。楽園かと思われたバドミントン部は、ストイックな大会勝利を目指す部活となり、理想は見事に砕け散りました。
しかし、天邪鬼だった私は、それが逆に怠惰への情熱を燃やす形に。部活では全力を出さないことに全力を出すどうしようもない奴を志向し、高校生活を全力で楽しむ方向に舵を切りました。
週4、5回行く程カラオケにはまり、毎日友達と気ままに遊び、大いに青春の時間を過ごしました。
ここでの学び:
友達、大事。
【進路選択】憧れと現実
人口1万人以下の小さい町に生まれた私は、都会にはとても興味がありました。
寒すぎる北海道を早く脱出してたくさん知らない世界を見たいと思い、「まず札幌とかに出たいなあ」というのが、最初のモチベーションになります。
高校3年生の夏、進路資料室で「デザイン学科」という存在を知り、言葉の響きだけ気に入った勢いで美大進学を進路に決定。急遽、鉛筆デッサンや色彩構成に取り組む。結果、現役も1浪も不合格。
その後さらに2年ほど、武蔵美の通信課程と札幌の美術予備校に通いました。家具デザインや油絵などに憧れを持ち、通信の課題で美術の基礎を学び試行錯誤の日々。重要なのは、私は制作活動が好きになることはなかったということです。
好きじゃない事は、全くできない性格だったようで、いざ作業しようと思っても全然集中できないし、気づけば完璧主義に陥り、作品が完成しないことが増えていきました。
そのたびに「自分って、こんなに不真面目で継続力もなくてダメなやつじゃん・・・」と自己嫌悪になり、さらに作業できないみたいな負のループにハマりました。
美術予備校に行くのも嫌になり、自分で決めたことができてない自分。その意識が明確に自信を奪っていました。大学に落ちた時でも感じなかった初めての挫折感。
しかし、そんな時でも頼りになるのが友達の存在でした。
仲のいい友達数人が連日遊びに誘ってくれて、いつの間にか復活。ようやく「今の状況なんとかしないとな」と解決に向けて前向きになりました。
ここでの学び:
憧れのイメージでキャリア選択して、実際は楽しくなかった場合。やることをすぐ変えて大丈夫。実際やってみて、楽しいと思えることを見つけるゲームに集中すると良い。
あと、やっぱり友達は大事。本当にあの時はありがとう。
【偶然の出会い】アートとプログラミング
美大の通信で何も手応えがないまま、友達と遊んでばかりいた日々。そんな中、転機が訪れることになります。
石川県の美大に進学した高校時代の先輩から電話がありました。色々今の状況を話したり、先輩の美大の楽しい話を聞いた後、
「通信の授業受けるのもいいけど、アート制作して発表できる場所とか、アーティストコミュニティあるから石川県来たら?」
と声をかけてもらった時、「そんなことありなのか?!」と思うも、かなり魅力的な話だったので、善は急げとすぐに家族と予備校に謝りを入れて石川県に行く事に。
そうして、学校の課題以外で、現代アートの制作と展示をさせてもらう機会をもらい、締切に追われて作品制作をしてみると、制作に少しは楽しさを感じる事ができました。
アーティストコミュニティにも入れてもらい、美大関係の人ともたくさん知り合って、大学生さながらの充実した時間を過ごしました。
油絵、現代アートや哲学を学ぶのは新鮮で楽しかったです。ただ、非常に難解な哲学やアートの世界は、当時の私にとっては理解が追いつかず、深い興味を持つことができずにいました。
そして、やはりアート制作への熱も入らなくなっていた頃。ホームページ制作をする機会が私に訪れました。とてもシンプルなサイト制作でしたが、これがその後10年やる事になるプログラミングとの出会いになったのです。
プログラミングは、「コンピュータに、全ての作業を命令し、計算をさせる」という作業を積み重ねて、
システムというデジタル世界を構築していくような作業です。
難しい概念や知識もたくさんありますが、1つずつ勉強していけば、そのデジタル世界を全て掌握する快感のような、特別な面白さを感じました。
「小さい頃大好きだったパズルを解くような感覚で
プログラムを作ることが仕事になるなら最高かも」と感じました。
もう一つの大きなきっかけがあります。個展に来てくれたアートコレクターの方に教えてもらった「メディアアート」との出会いです。
当時1番興味があったデジタルの世界でアート制作をしている人たちがいて、今まで認識していたアートの世界が拡張されました。
それはまるで、自分の過去の活動と未来のやりたいことが一本の道で繋がったような感覚で、「仕事を通じて自己表現するのが自分にとっての理想かもしれない」と気づきました。
この感覚はやがて、スタートアップで事業を作りたいという新たな方向性へと繋がっていきます。
ここでの学び:
作業自体が楽しいものに出会うと心が充実する。
意識的、無意識的に関わらず、自分が信じられる物語が見つかると、長い期間人生の方向をコントロールしてくれる。どの物語を信じているかを自覚する事は有益。
【成長期】キャリアとスキルを成長させるゲーム
プログラマーという職業になればプログラミングの仕事ができると知ったため、そういう仕事がありそうな東京に住むことに。
上京後、3ヶ月ほどバイト情報を探しまくって何とかプログラマーとしてキャリアをスタート。ソーシャルゲーム開発にも参加してクリエイティブな仲間たちと働いた時は、たくさんの刺激と学びがあり充実していました。
何度かの転職を経てスキルと収入がアップし、どんどんライフワークバランスが整っていきました。
キャリアの途中、嫌な気持ちになったり、とてつもなく困った時こそ、振り返るとものすごい成長や変化のきっかけになっていることに気づきました。
締切無視で帰宅して、後日マネージャにめちゃめちゃ怒られたことも、スタートアップで働いた時に、(今は無くなってしまった)当時の会社の業績不振で退職せざるを得ない経験をした時も、全てが個性的な出来事として面白く感じました。そして、今自分ができること、やるべきことに集中して次に進んでいきました。
そんな成長を積み重ねて、プロジェクトリーダーや重要で難しい仕事をどんどん任せてもらえるようになりました。
ここでの学び:
もし、方向性が合っていると感じる環境にいるのなら、嫌なことや、困ったことは、成長の材料になるから大丈夫。最大のトラブルが起きた時、最大の成長があった。壁を超えてきた数と経験が未来の自信と実績につながる。
【違和感と再考】成長ゲームの罠
会社員を辞めてフリーランスになった時。それまでの経験を評価してもらい、待遇や働き方はさらに改善された。
「週3、4日で会社員時代より稼げてお金も残る!」と歓喜。しかし、完璧に思える条件に近づくほど「なぜか心が満たされない」という違和感が生まれたのもこの時期でした。
振り返ると、実績、役職、年収など分かりやすいスコアを伸ばすような、達成という幸せのみに縛られ、他の幸せがおざなりにし過ぎていました。
ただ、その後に「本当にやりたいことは何だろう?」「本当に幸せな状態ってどんな感じだろう?」と考え直すことができたのがすごく良かったです。
そして以下の本に辿り着きました。
こちらの本、超ベストセラーで本当にすごい本です。
超要約すると、好きなこと、得意なこと、大事なことを重ねると本当にやりたいことが見つかるという方法論を、読者がしっかり実践できるレベルで教えてくれる本です。
「本当にやりたいこと」を見つけたかった私は、本に書かれていることを一通り取り組んでみました。すると、自分のやりたい事がびっくりするほど整理されて、結果的に将来の方向性が決まり、今現在の活動を楽しむ余裕も出て本当にすごい本だなあと感じています。
その次にもう一つ私に必要だったのが、「幸せ」のイメージをアップデートすることでした。
20代前半は遊ぶことが人生の最重要な幸せと振り切っていた時期が多く、20代後半は仕事で結果を残すことが幸せだとプライベートも犠牲にするほど働きました。
普通、そこまで極端な方針で過ごさないかもしれませんが私は本当に不器用で融通が利かなかったので、幸せについて参考にできる教科書を探す作業をしました。哲学や著名な人の本や動画、宗教なども調べました。
そして調べたり人の話を聞いていく中で、自分に唯一しっくりきたものが1つありました。それがTEDで知った「ポジティブ心理学」や「ウェルビーイング」です。
超要約すると、人生の幸福には複数の『柱』があり、それらがバランスよく調和していることが幸せにとって重要である、ということを科学的に検証している学者の提唱する幸福な人生のガイドラインとなり得るものです。
これは今まで私が持っていた、「〜さえあれば、人生は最高!」という何か一つを突出させることで幸せになれるという考えとは全く別でした。
しかも、ウェルビーイングに従えば、集中して成果を出したい時期も、幸福度を高めるために調和を取る時期もどちらも選ぶことが可能だと思えたので、この考えを学び始めました。
この本を読んだ後、幸せは、オーケストラの演奏のように「調和がとれた状態」を目指すのが有益だという考えに変わりました。
たとえ1つの楽器が素晴らしい演奏をしても、他の楽器がひどい雑音を出していたら、演奏は台無しになってしまうのは想像に難くないですね。人生も同じだと感じてます。
ここでの学び:
キャリアでの迷走は、実は人生全体の迷いからくる一つの症状が表面化していたもので、困ったら整理すればちゃんと人生は良くなる。
幸せに興味があるのなら、人生をかけて「幸せについて」研究している学者たちの知識を知って、自分の素直な気持ちや感情と相談することで、より納得できて、満足感も高い人生になることは可能だった。
【現在】過去の全てに感謝し、集大成のWEBメディアを作る
進路選択では、曖昧な憧れで始めたことが、実際は楽しくないというギャップを受け入れられず方向転換する意思決定ができなかった結果、負のループに入り挫折。
その後、プログラミングという大好きなことに出会い、素晴らしい同僚や職場との出会いを経て、ゆっくりと成功体験を積んだ。
ここ数年は、「自分の誤った成功基準と、イメージしていた幸せに反応しない感情との違和感」を解消する旅をしていたように思っています。長い間「自分らしい働き方とは何か?」を考えました。
新しくやりたい事を探し始めた時、実はすでに、素晴らしい瞬間といくつか出会っている事に気づきました。
チームとプロジェクトをやり遂げた時
後輩や同僚に自分の知見を共有して感謝された時
苦労してリリースしたシステムで、ユーザーからいい反応もらった時
最初は、プログラミング向いてないんじゃないかと思う時期も何度もあって、論理思考や、抽象概念を理解出来ずに苦労しました。
それでも、プログラミングの仕事が好きだったので、一つずつ成長して嬉しさを感じられる状態まで良くなっていきました。
そうやって得ることができた、IT業界での知識と経験を、困っていて必要としている人に届けることに興味が向いてきました。
誰かに役立つことは自分のやりがいになるし、情報を整理して分かりやすくまとめるのは大好きな作業なので。
自分にとって1番助けになった知識は、プログラミングの具体的な知識だけではなかったので、仕事や勉強で役立つことをテーマに広く発信することにしました。
「やりたいことの見つけ方・取り組み方」
「目標設定と目標達成」
「仕事術・勉強法」
「習慣化・ モチベーション維持」
「コミュニケーション」
「有能な人が持つマインドセット」
などが本当に自分を助けてくれた知識で、これならIT業界だけじゃなく広くビジネスパーソンに役立ててもらえる可能性があると感じてます。
優秀なプログラマー、クリエイター、マネージャーが、実際に使っている有益な知識を整理して、仕事に困ったときや何か役立つ知識と出会える参考書のようなイメージ。
なので読者層は、若手社会人の方をメインとし、テーマは「“思考で差をつける”仕事と学びについて有益な情報を届ける」としました。
優秀な仲間も誘って、広い視点から発信することで、
広く届ける記事作り体制を準備しています。
過去の自分が、やりたい事探しに時間をかけ過ぎたからこそ、早めに「整理された情報」や「実行可能な作戦」を手にすれば、より豊かな仕事時間になり人生が充実すると信じているし、早い着手はとてつもなく有意義であると考えています。
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以上、長文読んでいただき、ありがとうございました!