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臍の緒感覚

場って面白いです。ずっと遊べますよ。
前回、迷宮みたいだって書きましたけど、本当にそうでみんな何処からか入ったか分からないんです。
入口も出口も見えるところに無い。
そして、それは人によって違う。
いつの間にか何処からか、気がつくと場に入ってたな、と。はい。ですから、ここから場に入るよ、とか今から場に入りましょうとか、そんな訳にはいかない訳です。もちろん、僕が場に立つ時はそこにいる人達を場へと導入してきました。
そうですね、相手を場に入れられるか、どうかここも大事なポイントです。

志ん朝の芸は消えるから良いんです、じゃないけど、場は消えるから良い。
儚く美しい。
体感だって無数にあって、めくるめくなんです。
花火みたいですよね。

まあ、あれだけね、鮮やかに素晴らしいものを見るてきて、全部覚えとけたら良いな、とは思いますよね。やっぱり。みんな憶えてられたらな、って。
でもね、場を離れた瞬間に消えますねぇ。
夢みたいですねえ。
まあ、一つだけね。この一つは覚えてたら良いんだ、って言うのがね、あります。
言い方変えてそれは何度も言ってますけど、ここでは臍の緒感覚、臍の緒経験とでも言いましょうか。

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