6月の ふろば
今日の「ふろば」はひとみさんと僕の2名。
電話で近況などお話した。
ひとみさんは、変わらず栃木のJA直売所でゆるりと働いている。
栃木の農産物といえばイチゴやトマトだが、いまはシーズンではないので、忙しさはないようだ。
1日働いて、3日ほど休みがあるという、なんともうらやましい働き方。
ひとみさんとしても、今までは東京23区でフルタイムで働いてきたので、そのころのストレスからは離れて、大好きな自然と触れ合う時間がもてている。
幸せを感じているとのこと。
地方ならではの人間関係の難しさもあるそうだが、それもいい勉強と、ひとみさんらしくおおらかに受け止めているようだった。
僕のほうは、4月から原田くんの誘いを受けて特別養護老人ホーム併設のショートステイ相談員として勤めて約3ヶ月、といった日々。
前職の病院勤務と比べるとゆっくりとした時間の流れだが、それでもそれなりに忙しい。施設相談員ならではだが、時には介護現場にも入るし、営業もするし、利用者の送迎もやる。完全になんでも屋さんだ。
障害者施設にいたときは、知的障害の人が多かったので、介護技術は正直よくわからない。
現場の介護福祉士さんたちに教えてもらいながら、僕のほうもいい勉強させてもらっている、といった感じ。
ふろばは、月に1回やっているが、いつもひとみさんが日程など呼びかけてくれている。
ひとみさんの、何というか、人としての安定感のようなものは、いつもすごいなぁと感じる。
僕が学生の時バイトしていた八王子にある小さな創作居酒屋は、創業40周年くらいになるお店だったと記憶しているが、その記念パーティーか何かのときに店長が、
ただそこに在り続けるために、これからも頑張りたい
といったことを言っていて、いいなぁと思った。
ひとみさんの安定感を見ていて、なんとなくそのことを思い出した。
あとこれは僕の思いだが、ふろばについて、今日みたいに2人だけでも、だれも参加できなくても、全然いいと思う。
なぜなら、気が向いたときにふらっと立ち寄れる居場所だから。
参加しなくても、月に一回はふろばのメンバーのことを思い、元気にやってるかななんて思ってくれればいいんじゃないかな。
何があってもただそこに在り続ける居場所って、そういうスタンスでこれからも続いていくのではないだろうか。
それではまた来月。