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豪雨後の能登を訪ねて・・・

能登半島を襲った豪雨から2週間程が経った先日に友人を訪ねる為に能登町の宇出津と輪島市の鳳至町に行ってきました。
滞在出来る時間も短く主要道路沿いと市街地を見ただけで被害の甚大な地域には行くことが出来ませんでしたが、その時の事を書きます。
見出しの写真は輪島市内の道路沿いに積まれた流木です。


宇出津の町を流れる梶川

能登町の宇出津では友人の経営するBARは無事でしたが、当時は町内を流れる梶川が氾濫し例えば上の写真の箇所などは、あわや崩落が川沿いの施設に及ぶかといった状況でした。
報道ではあまり取り上げられていませんが、能登町でも大きな被害を受けた場所も多くあります。
また宇出津の港沿いの地域では元旦の地震による地盤沈下により海面が上昇した時は道路や建物が冠水する状況になっていたので、今回のような水害は特に心配です。


輪島市街地に向かう道沿いの川


同上

その後、輪島市の鳳至町にある馴染みの酒屋さんに向かいました。
主要道路はかなり片付いていたものの(この迅速な復旧にかかるご苦労は大変なものだったでしょう・・・)普段は穏やかな風景で私達を向かえてくれる道路沿いの川は脇の山肌は大きく削れ川岸に倒木が溜まっていました。
この倒木が更に大きな塊になって人の住む地域に押し寄せたかと思うと時間が経ってから見ても恐怖を感じるものでした。
河井町~鳳至町に至ると先に記したように幹線道路は綺麗になっていましたが、路地や道々の建物では甚大な被害と片付けに追われる方々の姿が見られました。
伺った酒屋さんでも当時お店にいらした奥様が浸水して足元も見えない店内から何とか重要データが入ったハードディスクを持ち出したそうです。
その他にも土砂崩れで動かなくなった車から必死で脱出したお友達のお話や人の身長以上に浸水したお店のお話を聞かせてくれました。
そしてお話を聞いて町の方達の心身の疲労と将来への不安は想像以上だと知りました・・・
酒屋さんのご主人と奥様も会えば「元気だよ!」と言って明るく対応してくれますが、元旦の地震から輪島にとどまりお店の復旧と経営だけでなく支援活動にも参加されて町の復旧復興に尽力されている頑張りもおそらくとっくに限界を超えているのではと思います。

私自身の思い入れも大きいとは思いますが、能登の自然の景観、里山里海の風景、伝統の祭りや工芸、それらを支える人々の営み・・・
それらはどれも美しく、日本にとって必要なものだと思います。
しかし現状では個々の力で守り立て直していくのは困難です。
更なる公的な支援とこれからも皆が能登に目を向けてくれることを願います。

順番は前後しますが、能登に行った前日は岐阜の「イオンモール土岐」で催された「出張輪島朝市」にいって顔なじみの出展者さんにあってきたこと、宇出津に行った日には「一般社団法人LOVE FOR NIPPON」さんが能登の拠点とされる旧宇出津公民館でイベントがあり、大好きなシンガーの「Hanah Spring」さんのライヴもあったことを報告します。(私は残念ながら時間がなくイベントには参加できませんでした)

イオンモール土岐での出張輪島朝市

読んで頂いてありがとうございます。
良かったらまたお付き合い下さい。

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