能登からの春の便り(日本酒)をいくつか・・・
関東では桜が開花してよい季節になってきたかと思いきや、また冷たい雨が降り出したりして、来そうで来ない穏やかな春ですが、能登の酒蔵さんでは、仕込みも終わり今年のお酒が続々と出てきていて我が家も楽しませていただいています! そのうちのいくつかを紹介したいと思います。
先ずは、「櫻田酒造」さんを・・・
珠洲市蛸島町の酒蔵、「櫻田酒造」さんの「大慶」。 初めて能登に行ったころからその美味しさのとりこになって今でもよくいただいています。 我が家では蔵に直接FAXして注文しているのですが、こちらは注文書に、櫻田さんは伝票に一言書き添えてやり取りしていますが、それもまた楽しみです。 一度だけ蔵に伺ったことがありましたが、歴史を刻む蔵とご家族の温かい雰囲気と柔らかなベールに包まれた様な珠洲の空気がこのお酒の美味しさを作り出しているのかな・・・と感じました。
ホッとする様な旨味とフワリとくる麹の香りを感じる美味しいお酒です。
次は「白藤酒造」さんを・・・
輪島市鳳至町の酒蔵「白藤酒造」さん。 まだ蔵には伺ったことはありませんが、大好きなお酒です。 「白藤酒造」さんのお酒は口当たりは優しく、甘みと旨味がジワリとくるお酒だなと感じます。良く「上品な・・」と書かれている紹介文を見ますが、本当にその通りだなと思います。
輪島に宿泊したときは河井町の浜通りにある「なるせ」さんという料理屋さんに必ず伺うのですが、そちらのお料理と写真にある「輪島物語」をいただくのは至福の時間です。
そして次は私にとっては能登のシンボル的な存在の「数馬酒造」さん・・・
能登町宇出津の港の近くに蔵を構える「数馬酒造」さん。 若き社長さんが率いるこちらの酒蔵さんのお酒はバリエーションが豊富で私もまだ全部をいただいたことがありません。 私がいただいたお酒に関しての感想ですが、「数馬酒造」さんのお酒は銘柄ごとの味の違いはもちろんありますが、共通して感じるのは、どれも、お米の旨味が生かされて、尚且つ果物のような甘みや酸味を感じることも出来て、でも後味はスッキリしている・・・
何というか能登の美味しいものを凝縮したようなお酒だなと感じます。
「数馬酒造」さんは「SDG’s」に関する取り組みもしておられていて、「酒造を通じて能登を活性する」というコンセプトで活動されています。
酒米の栽培により休耕田を復活させたり、使われなくなった建物を利用してお酒以外の商品の製造を行ったり、能登の産物を使い、能登に雇用を生み出す経営をされる「数馬酒造」さんのお酒をいただくことで私も能登を応援出来たらと思います。
あっ、そうです! 「数馬酒造」さんを知るきっかけになったお酒を紹介します。
「数馬酒造」さんが「日本酒応援団」さんとコラボレーションして作っているその名も「NOTO」というお酒(写真はこの春の限定の「あらばしり」ですが「純米大吟醸NOTO」は常時販売されています。)
このお酒も鮮烈な印象でお勧めです!
それから「大慶」を教えて下さった輪島の朝市通りの「泉秀芳堂」さんとオンラインショップで「奥能登の白菊」を送って下さる「酒ブティックおくだ」さんのリンクを・・・
自分の好きなモノをつらつら書きましたが、お付き合いいただきありがとうございました! お酒が好きな方は是非!