スクラップ・アンド・ビルド
危なかっしい心はまるで廃墟
継ぎ接ぎだらけの片隅で私は蹲る
たどたどしい健気な夢は無気力
覚えてしまった心に何も残らず歯痒い
胸のもやもやは無くならずに溢れ
それでも笑っていなくちゃいけない
その現実に追いつけそうもなく
単純に考えればいいものの
時間は容赦なく打ち付けてくる
爆破しそうな胸に留めの一撃
簡単に暮らせるなら それがいい
儚き夢に人は愛を見つけられるのか
汚らわしい快感に身体を委ね
私は私じゃなくていいなんて 痛々しく
おどけてる毎日に愛は踊るか
廃墟のステージで我を忘れて無我夢中に
美しくなんてなくても それでいい
派手な衣装で派手なメイクでいい
誰かに笑ってもらえれば 人生
共感なんてものはいらないから
今の檻から抜け出せればいいの
ときめきは空へと放り投げ それでも
同情に涙するのを隠して
容易い夢に人は愛を描けるのだろう
愛したい 愛したい 愛したい 本当は
信じたい 信じたい 信じたい 人生を
勢いも 勢いも 勢いも 肝心で
なんとなく なんとなく なんとなく やり過ごし
体当たりで突き進めればいいのに
共感なんてものはいらないから
今の檻から抜け出せればいいの
ときめきは空へと放り投げ それでも
同情に涙するのを隠して
容易い夢に人は愛を描けるのだろう