BUTTERFLY
「お前のことなど どうでもいいんだ。
私が良けりゃあ それでいいんだ。」
たわいない会話のなかの安定に
なかなか慣れない私のひとりごとは
今日も蝶となり いつもどうり鳥の餌
ほら たくさん飛んでるよ
あんたらの好きな餌が
私の周りにあちらこちら
好きなだけ 食べていきなよ
「お前のことなど どうでもいいんだ。
私が良けりゃあ それでいいんだ。」
私への教育は固定されすぎ
なかなか抜け出せない枠組みから
そして蝶となり 美味しそうな鳥の餌
ほら たくさん飛んでるよ
あんたらは集い襲い
私を啄んでいく日々が
気がつくと 亡骸もない
すっきりした、と言える日は
それで来るのかい?
自問自答の暮らしには
相変わらず答えなどなく 空を見る
ほら たくさん飛んでるよ
あんたらの好きな餌が
私の周りにあちらこちら
好きなだけ 食べていきなよ
ほら たくさん飛んでるよ
あんたらは集い襲い
私を啄んでいく日々が
気がつくと 亡骸もない
「私を困らすんじゃないよ。」