愛の源
時の流れに身を任せ 歩きだせる勇気もないし
人に言われるままに進めるほどの素直もないくせに
嗚呼 風の行く先 雨の出で立ち 知らないけれど
嗚呼 あなたに逢いたいのに 今日も冷たい…
凍った夢が溶けるのなら 溜め息ばかりの愛はない
愛に触れて感じる温度がこんな私の不憫さで
嗚呼 晴れの気紛れ 雲の黄昏 知らないけれど
嗚呼 あなたに逢いたいのに 今日を彷徨う…
今一度 願う 愛は儚い そんなことはないってことを
今一度 伝う 愛の源 私の中にもちゃんとあると
誤魔化しついでに飾る嘘 口から放たれるでまかせに
いったい幾つの愛が消えた? それでもまた嘘をつく
嗚呼 宵の戯れ 月の慰め 知らないけれど
嗚呼 あなたに逢いたいのに 空はいつも通り遠い
嗚呼 街のざわめき 人の導き 無視したままで
嗚呼 あなたに逢いたいなんて 今日も知らない
愛の源 私の中で見つからない…