若冲を観に行ったら…
今日の夕方、茨城県立近代美術館で今日から始まった「若冲と京の美術 ー京都 細見コレクションの精華ー」を観てきました。
死ぬまでに本物の若冲を観たいと思っていたので、初日に行って来ました。
順路どおり歩くと工芸品とか屏風絵などが続き、若冲は最後の方というラインナップでした。
通常でしたら「若冲少なくてがっかり!」と思ったに違いないのですが、展示されているもののクオリティが恐ろしく高くて、図録を買ってしまうほどでした。
そして、私は自分の無知を目の当たりにしてしまったのです。
「源氏物語図色紙」のコーナーに「葵」(私の小説の登場人物の名前の由来)がおいてあったのですが、なんと隣に「澪標」が!
すごい偶然に思わず叫びそうになりました。
移動時間に、コラボ小説「澪標」海宝課長バージョンの冒頭を書いていたからです。
(原作のmay_citrusさんに読んでみたいと言っていただいたので、書き始めました。)
「澪標」が源氏物語の巻名になっているなんて、知りませんでした💦
美術館を出た後、京成百貨店に向かう途中、今度は弓道道具を抱えた人たちを見かけました。(海宝課長は元弓道部)
それを見たとき、私は腹を括りました。
「モノローグだけじゃなくて、きちんと作品として成立しているものを書こう」と。
そうしたら、歩き回るほどにいろんなヒントを拾うことが出来、課長のキャラクターの輪郭がハッキリしてきました。
朝の段階では「モノローグをオフラインでおさめよう」と思っていたのが、1日で「きちんとした作品として書こう」と気持ちが変わったのは、京都の美術品の魔力でしょうか。
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