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自由研究~じゃがいもから片栗粉作り~
以前保育園で「じゃがいもから片栗粉を作る」食育を行ったことがあります。
楽しんではもらえたのですが、内容が難しく幼児向きではなかったなと反省…
ですが小学生には向いていると思います!
夏休みも中盤。アイデアの1つとして参考にしてみてください☆彡
片栗粉はじゃがいもからできている
名前が片栗粉だから、原料は栗?と思われるかもしれませんね。
実は市販されている片栗粉の原材料名を見てみると、ほぼ100%
「ばれいしょでんぷん」と書かれています。
※ばれいしょとはじゃがいもの別名です。
昔はカタクリという植物から作られていたのですが、採取が困難なのためじゃがいもに代用されていきました。
片栗粉の作り方
じゃがいもをすりおろしてでんぷんを抽出し乾燥させる、というのがざっくりとした流れです。
クックパッドに写真つきの分かりやすいものがあります。
↑この記事を踏まえて、実際にやってみた私の意見を補足します。
<材料>
・ボウル
→沈殿していく変化を観察できるため、透明のものがおすすめです。
保育園の食育では透明のタッパーを使用しました。
<作り方>
③包んだじゃがいもをつけて水の中で振ったり揉んだり
→じゃがいものでんぷんを水の中に抽出する作業です。子どもたちは感触が気持ちいいと喜んでくれました。
⑤ボウルの底に白い粉が沈みます
→実際ここまで白くなくて、ピンク色や灰色になっているかもです。有害なものではないのと、再度水を入れる工程があるので色が違っても大丈夫です。
片栗粉でわらび餅をつくる
せっかくなので手作りの片栗粉を使ってわらび餅を作ってみましょう。
こちらもクックパッドに載っているので参考にしてください。
個人的なポイントを紹介すると、
・わらびもちを流し入れ、荒熱が取れたらラップ
→流し入れた後、わらびもちの上に水をなでるようにつけてラップをし、器の上下を保冷剤で挟むと早く冷えます◎
・コツ、ポイントの箇所に書いてあることは大事です!めんどくさがらずにしっかり行いましょう。
どうして加熱すると固まるの?
でんぷんの糊化(こか)という現象によるものです。
お米を炊いて加熱すると、水を吸って柔らかくなるアレです。
じゃがいものでんぷんは60℃前後で急激に水を吸って膨らみ、粘りを増します。
展開ポイント
・カタクリはどんな植物?
(昔の片栗粉には球根を使用していました)
・すりおろしたじゃがいもがピンク色になる理由は?
(ポリフェノールが空気に触れることで起きます)
・他の芋でも作れる?
(市販のわらびもち粉の原材料はさつまいものでんぷんを使っていることが多いです)
・糊化について深堀りする
(糊化は別名α化といい、放置するとある変化が…?)
自由研究で行うメリット3つ
片栗粉作りを自由研究で行うメリット、それは
・家で出来る
・安価で済む
・1日~2日あれば完結する
ことではないでしょうか。
外に出ると危険な暑さ、加えてコロナ第7波が到来しているこの時期に、家で身体を守りながら取り組むことが出来ます。
また、用意するものは100均に行けばすべて手に入り手軽に行えます。
短期間で完結するので、宿題をため込んでしまっていてもまだ間に合います笑。
自由研究とか食育の難所は「アイデアを出す」ところだと思うんですね。0から1を生み出す的な。
なので引き出しは多く持っておいて損はないです。この記事を見て実際やらなくても良いので、「こういうのがある」程度に頭の隅に入れておいてもらえたら嬉しいです!