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授業料無償より教師の待遇。

何か問題が見えるとすぐに、まるでお馬さんににんじんを与えるが如く、お金をちらつかせる政府ですが、授業料無償より大切なものがあるでしょう、と言いたいです。

教師の目の前に札束をぶら下げるだけではなく、先生方が自分の啓発、勉強のために時間を使えるように、自分磨きができるように補助の教師の数を増やす、1クラスの生徒の人数を減らせるように教師の数を増やすなどなど。

先生が進歩できる環境なくしては生徒たちの学びが伸びていくとは考えられません。

中学生の中間、期末のテストを見ていると、先生が採点にかける時間を減らせるようにmultiple choiceの問題が多かったり、並べ替え(これも番号を選びますから、細かいとこまでチェックする必要なし)の問題数が多く、その子が自由に書く問題が少ないんですよね。

これではあまりにありきたりの型にハマった文型しか勉強できなくて英語に幅が出ません。

私が教えていた生徒は「教科書に出ていた表現ではないから点をあげられない」と言われたこともありました。英語を勉強している途中で覚えた新しい表現をなぜ否定されるのか。

さらに、先生は完全ではありません。人間ですし、学問なんてみんな勉強途中。だから、わからないことがあっても仕方がないと思います。それを一緒に調べて勉強しようよ、という空気を持てるのが大切なこと。(あまりに基本的なことは困ります) 

子どもたちの教育はかけがえのない国の財産です。その子どもたちがどういう環境で勉強できるか、それを整えることに目が向いていない気がします。


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