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版画「猫と花」をアップしました

BASEに版画「猫と花」をアップしました。

雲母(きら)の粉末を和紙に塗って定着させて、その上から型を使って猫と花の絵を描いています。

糊を使わない技法で制作しましたので、「型染」と名づける事に抵抗があり、「版画」としました。BASEのカテゴリーはとりあえず「型絵」になっています。カテゴリーも技法の言葉もしっくり来なくなってきましたので、これから変えていきたいところです。

雲母の上から刷毛で青い顔料を入れていく作業が、思っていたよりもずっと骨が折れました。同じ型で糊を使っての制作もしたいと思います。

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窓からの光を当ててみた写真です。雲母が光っているのはお判りいただけますでしょうか。雲母の魅力は、光るのですがピッカピカではないところです。じわっとした光です。

糊を使う場合に、雲母は他の顔料と違って何故か定着しません。糊を落とす時に一緒に流れてしまったりします。勝手に師と仰いでいる岡村吉右衛門の作品には、雲母と糊を両立させているものがたくさんあります。まだまだ研究の余地がたくさんある材料です。


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