迷いを去り、道理を悟る

絵を一枚描いた。

世界のこと、友達のこと、家族のこと
仕事のこと、猫のこと、、

幸せも不幸も

いろんなものが、私の周りをぐるぐる駆け巡る中で

私はとてつもなく悔しかったし
苛立っていた。

その気持ちのまま、嘘なくキャンバスに向き合い、
絵を描いた。

描いていくと、私は誰に対してでもなく
自分自身に苛立っていたんだと気が付いた。

そして徐々に気持ちが和らぎ決意へと変化する。

私にとって絵を描くことは、
答えを探す作業でもあるんだ。

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こんにちは、仙波サクラです。

一週間、ひとつの絵を描いていました。

2022 「今がその時だ」 F20 canvas,oilpainting

私は迷っていたんだと思う。

まだ、「自分だけの生き方」がわからなかった。
でも確実に、私の周りはみるみる変化していって
なんだか取り残されそうな気分だった。

自分はそっちじゃない、そっちじゃないんだよなぁ
というのはわかっていた。
周りを見るたびに、そればっかりが浮き彫りになっていた。
だけど一歩が踏み出せない。
怖かったんだ。

そんな自分に、いい加減とても苛立っていた。
苛立ちのまま、キャンバスに絵の具を打ち込むようにのせる。

悔しい、怖い、勇気が出ない、でも後戻りするなんてあり得ない。

キャンバスに現れた筆跡が教えてくれる。

「じゃあ進むしかないよ。」

絵を描き進めていくうちに、苛立ちが覚悟へと変わる。

もう迷わない。
自分だけの道を進む時が来ていたんだ。

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