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【自己紹介】激務の技術コンサルタントからもの書き・絵描きへ〜うつ状態を乗りこえて見つけた『本当の自分』

こんにちは!フリーライター兼オイルパステル画家の「さくら」です🌸

自然や動物、そして絵や文章が大好きで、現在はそれらを通じて「人を癒やし、楽しんでもらえる」活動をしていけたらいいなと思っています。

今は元気を取り戻した私ですが、一時はうつ状態でほぼ寝たきりになったことがあります。

かつて私は「努力すればなんでもできる」「苦しくてもけっして逃げてはいけない」と信じ、忙しい日々を送っていました。

しかし、技術コンサルタントとして残業130時間超えの激務をこなす中で体調をくずし、うつ状態におちいったことをきっかけに、自分の価値観が大きく変わります。

「思っていたより自分は弱い」と気づき、弱さを受け入れるように。

そして今では、「自分の心に素直にしたがうこと」「健康第一」を考えるようになりました。

現在は夫と娘(恐竜好きの幼児)とともに、自然と触れ合う穏やかな日々を大切にしています。


略歴

・九州で生まれ、関西で育つ
・大自然に憧れ、北海道の大学で野生動物 の調査研究を楽しむ
技術コンサルタントとして社会人スタート
・6年勤務した後、ハードワークでうつ状態
・退職、休養を経て、専業主婦
・心身を整えながら単発バイトに挑戦。その後、英会話スクールのスタッフを経験
・「文章が好き」という想いから、Webライターに転身
・出産後、こどもと共に「自然あそび」「絵を描く」楽しさを再発見
・公園愛護会会員として公園管理のボランティア活動を始める
・現在、フリーライター&オイルパステル画家として活動中

好きなもの・好きなこと

 散歩、自然散策、自然遊び、動物、恐竜、宇宙、ヨガ、旅行、温泉、アウトドア、おいしいレストラン・カフェめぐり、お酒、写真撮影、茶道、ピアノ、着物、国際交流、祭りやイベント、漫画など

このNoteで発信すること

  • オイルパステル画やアート作品の紹介:自然や動植物・恐竜などをテーマにしたアートとその背景

  • 自然の楽しみ方:自然遊びや日常の中で感じた自然の癒やしなど

  • メンタルヘルスのケア情報:自分の体験や心を整えるための情報など

  • グルメ・観光のおすすめ情報:カフェめぐりやグルメ、地元民がおすすめする観光スポットの紹介など

以下、少し長いですが、私が経験した自然体験、うつ状態体験、新しい価値観などの自己紹介エピソードです。
現在メンタルダウンしている人などの参考になれば幸いです。

動物への憧れ、自然を楽しんだ学生時代


生まれは九州、育ちは関西です。
北海道、神奈川県、と日本のあちこちに縁があります。
幼いころは、木のぼりや虫とり、草花遊びに夢中で、夏休みは自然豊かな九州のいなかで過ごすのが楽しみでした。
『生き物地球紀行』などの動物番組を見て壮大なサバンナのライオンに憧れます。

大学は自然豊かな北海道へ。
広がる大地と豊かな自然に囲まれ、野生動物の調査研究やアウトドアを楽しみました。

町中の森でもエゾリスが駆け回り、少し郊外へ行くとエゾシカがあちこちに。

電気も水道もない無人島で野生動物調査のためにテント生活をすることも。

忘れられない光景はいくつもあります。
・見渡す限り一面の牧草地帯、花畑
・毎晩のように何度も流れ星が見られる満天の星空
・触ってもぬれないふわふわの雪
・目で見える大きくてきれいな雪の結晶
・雪山がピンク色に染まる雪原での日の出
など

マイナス20度の中で見た朝日が照らす雪山

また、農業・酪農・漁業のバイトなどを通じて地域の人々と触れあったこと、短期の青年海外協力隊としてフィリピンの人々と交流したことなどは今でも大切な記憶です。

忙しすぎた社会人時代、うつ状態になる


卒業後は自然環境に関わる事業のある技術コンサルタント会社に就職。
しかし、配属先は希望とは異なる部署に。
私はどちらかというと要領が悪く、理解力も遅い不器用なタイプです。
そのため専門分野の教科書を片手にイチから勉強しながら働く忙しい日々を送ります。
なんとか関連する国家資格をいくつか取得し、徐々に仕事を任されるように。

長期休暇には子どものころからの憧れだった東アフリカのサバンナを訪れ、ついに野生のライオンに会います。

【ライオンに会うエピソードはこちら】

しかし、仕事もプライベートも順調だった社会人生活はここまで。

入社数年後、仕事量と責任は増え続け、休日出勤も常態化。
残業は130時間を超え、肌はボロボロ、目は死んだ魚のように。
思えばこの時「逃げる」べきでした。
私には荷が重すぎました。
しかし、当時の私はプロジェクトの主担当でもあり「自分がやらなければ」と無理を重ねました。
体調は悪化し、微熱や倦怠感がずっと続きます。
とうとう精神的にも体力的にも能力的にも限界に達し、仕事がこなせなくなりました。

上司に叱責され、帰宅した夜、玄関で枯れた豆苗を見ながら「もう限界だね」とつぶやきました。
そして涙が止まらなくなったのを今でも覚えています。
自分の価値が感じられず、自分が壊れた瞬間でした。

何度か育ててしまった豆苗

その後、心療内科を受診し「うつ状態」と診断されました。
頭痛や倦怠感がひどく、PC画面を少しも見ることができなくなり、何をする気力もなく、ほとんど寝たきりの生活に。
診断書を提出し、何もかも投げ出して仕事を休みました。
しばらくして少し回復してきたけれど「職場の人に迷惑をかけたことが心苦しい」「上司にもう会いたくない」と、戻る気になれず退職を決意
退職すると心が落ち着いてきました。
ただ、思い出すと心が苦しくなったり頭痛がしたり、ということは何年も続きます。
今はようやく「良かったこともあったな」「良い人もいたな」と冷静に思い出せるようになりました。

休養を経て社会復帰へ


退職後は家族の支えもあり、休養に専念
運動やヨガ、散歩を日課に取り入れながら、少しずつ心と体を整えました。
不眠は続くものの薬による治療を終え、単発バイトやパートを経験し、徐々に社会復帰を果たします。
パート先の外国人スタッフの「契約以外の時間外・業務外労働は断固拒否」という姿勢にカルチャーショックを受けました。
当たり前の労働者の権利ですが、自分は社畜だったな、と気づきます。
職場の人に恵まれ「こんなに楽しく働ける場所が他にあったんだ」と知りました。

子育てしながら思い出した本当の自分


出産後は子どもと草花遊びや泥遊びを楽しむうちに「自分が本当に望むこと」をシンプルに考えるようになりました。
子どものころからずっと「書きたいときだけ書く日記」を楽しんでいたこと、作文や絵をほめられたこと、「絵描きさんになりたい」と幼いころの自分が言っていたことなどを思い出しました。
そこで見つけた答えは、「自然や動物が好き」「絵を描くのが好き」「文章を書くのが好き」という幼いころからの想いでした。
そして今、「人を癒やしたり、楽しんでもらえる文章や絵をつくること」に自分のエネルギーを注いでいます。

こどもと楽しんだ落ち葉アート


【人生と同じように色を重ねて描いたオイルパステル画】

読者のみなさんへ


自然や動物、絵や文章を通じて、少しでも癒しや楽しさをお届けできたら嬉しいです。
ぜひ気軽にフォローやコメントをお寄せください。
一緒に自然やアートを楽しみましょう!🌟

【今しんどい思いをしている人へ、周りにしんどそうな人がいる人へ】

「苦しくて自分が壊れるくらいなら逃げてもいい、いや、逃げて自分を守るべき」だと思います。
もし、あなたが無理しすぎているなら、「自分を守る」ことを考えてください。

本人は気づかないかもしれないので、周りの人も気にかけてあげてください。
早めに自分に合った心療内科やカウンセリングを利用してください。
地域の精神保健福祉センターや相談窓口もあります。

まずは仕事を少し休むことを考えてください。
会社員や公務員なら有給休暇や病気休暇を利用して休養するのも一つの手です。
傷病手当を受けながら長期休養を取る方法もあります。

それでも改善が難しい場合は、仕事を辞めるという選択肢もあります。
日本には幸い働けない人をサポートしてくれる制度(例:自立支援医療制度、障害年金、就労移行支援、生活保護など)があります。
地域によって異なる場合もあるので制度の詳細については市役所や専門窓口に相談してみてください。

まずは十分休んで元気になってからマイペースで働けば良いと思います。

今いるところが全てではありません。
世界は思っているより広く、きっと他にもあなたの居場所は見つかるはずです。

「うつは心の風邪」と言われることがありますが、風邪は早めに対処すれば治ります。
でも悪化すれば命に関わることもあります。
私の周りにも精神的な病で帰らぬ人となった人が何人かいます。
「あんなに笑顔が素敵な人だったのに」と信じられませんでした。
弔問時にご遺族が「あの子のお墓にまだ名前を入れられないんです」と言っていたことが忘れられません。

どうか手遅れになる前に心と体を守ってあげてください。

仕事の代わりは他にいるけれど、家族や身近な人にとってあなたの代わりはいません。

うつ状態で倒れた経験と大事な人々を失った経験から私がせつに願うことです。

長い話となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
少しでも私の話が参考になれば幸いです。

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