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女性臨床心理士問題についてのXのポスト

■SNS上で問題を指摘した人々のXのポスト

 フェミニストが振りまくジェンダー差別問題への鋭い批判者として有名な人物である、rei氏と小山(狂)氏のXのポストのいくつかを挙げておく。彼らのポストから、この問題がどのような問題を孕んでいるのか読み取って欲しい。

 前回のnote記事は両氏のXのポストによって触発されて書き上げられたものである。まとめサイトじみたnoteになっているが、非常に参考になったポストでもあるのでこのような形を取ることにした。


■伊藤絵美氏のXのポストの問題圏

 問題視された伊藤絵美氏のXのポストは以下である。

 rei氏・小山(狂)氏をはじめとする人々が、当該ポストが明らかにした様々な問題圏の批判を行った。以下に列挙しておこう。

  1. トーマス・ジョイナーの男性の孤独に関する見解への批判

  2. 男性の孤独死に関するよくある誤解と日本の実情の指摘

  3. 実際の男性の自殺の要因からみる自殺についての男性孤立論への批判

  4. 同性の友情は高い自殺リスクを持つ困窮者を救済していない実情の指摘

  5. フェミニズムに汚染された女性心理士による「心理療法を受ける男性クライアント」という極めて脆弱な属性への二次加害への注意喚起と非難

  6. 心理支援業界のフェミニズムによる男性蔑視傾向への非難

 rei氏は1・2・5・6の問題圏について論じ、小山氏は1~6の全てを論じている。なかでも両氏がとりわけ問題視しているのは、太字で強調した5の女性心理士による二次加害問題である。

※当初はXに投稿された順に配列していましたが、ある程度議論のまとまり毎に整序した方がよさそうなので並べ直して、論点整理も行いました。


■rei氏のXのポスト

rei@サブアカウント@Shanice79540635 8月4日
 私の「男性は困窮しても泣き寝入りが最適解」という主張を裏付けるポスト。支援職…特に女性の方は…この手の「男性の困窮は全て甘やかされた結果の自業自得なんだ!」というドグマに嵌まってるので、男性は助けを求めると「貴方は悪者なんだ!」と責められ、それを呑むか否か?に依らず状況は悪化する

 あと日本において「男性の孤独死が多いのは男性は女性に比して人間関係が薄いから」というのはデマで、厚労省孤独死調査で対人関係に性差が無い事は確認されているんだよな。孤独死の議論で「男性は対人関係が〜」と語る人間、その時点で知ったかorある種の思。家確定です

 では何故孤独死は男性の方が女性より圧倒的に多いか?というと、データ見る限り「非同居家族との関わり方」がクリティカル要素。男性は仕事で時間取れない/ジェンダー規範的に家とベタベタしにくい/あまり気にかけられないし気にしない/独立志向…等様々な要因が考えられるが女性と比して接触が少ない

 男性が孤独になりやすい理由は「プライドが高くコミュ障だから〜」ではなく、シンプルに「労働」の1言。コレは未就労年齢まで友人数は男子の方が多いのと男性孤独死は60代が突出してる事で裏付けられており、要は「男性は女性と違い労働で可処分時間が短く仕事以外の人間関係構築が難しい」だけの話

 友人知人関係構築能力は男女の差はない(し何なら男性の方が若干上?だ)が、男性は女性より長時間労働するので仕事以外の人間関係構築が可処分時間という形で物理的に制限される。なので男性は定年退職という形で仕事を無くすと只でさえ少ない人間関係が更に少なくなってしまう…が男性孤立問題の結論


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小山(狂)@akihiro_koyama 8月6日
マジで「男の孤立は自己責任」論者そのまんまのこと言ってて笑う。

rei@サブアカウント@Shanice79540635
 「男性は出来上がった友情に対してメンテナンスコストを払わない」理論は友情の性差における定説だけど、2022年に行われた世界初の大規模縦断調査では「男性は年数により友情が減少しないが女性は減少する」という定説とは真逆の現象が確認され、雲行きが怪しくなりつつある

 正確には女性は友人になった瞬間が友情のピークで後は下落してくが、男性はそこまで密な関係にならないが下落せず低空飛行を続ける感じ。まぁここら辺は同性同士でベタベタするが違うクラスになると離れる女子、ベタベタしないが違うクラスになっても付き合いは残る男子という形で覚えのある方も多そう

(引用者註:付記されていたURLのページおよびそのページの論文のアブストラクト)

この研究の目的は、19歳から30歳までの最高の友情の質の4つの特徴(親密さ、仲間意識、信頼できる同盟、葛藤)の変化を、性別と恋愛生活への投資別に調べることです。この目的のために、363人の参加者(58%が女性)に、19歳、20歳、21歳、22歳、25歳、30歳の時点での親友との関係の質と恋愛生活への投資レベルについて質問しました。潜在成長曲線の分析により、20代前半に信頼できる同盟と仲間意識がわずかに増加し、親密さがわずかに減少した後、これら3つの特徴がより急激に低下し(二次曲線)、葛藤は直線的に減少することが明らかになりました。女性は19歳の時点で、男性よりも親密さと仲間意識のレベルが高く、葛藤が少なかったと報告しています。また、女性の親密さは20代を通して減少し、最初はわずかに減少しましたが、その後大幅に減少しました。男性の場合は、初期は低く、その後は安定していました。最後に、19 歳での恋愛生活への投資は、親友と共有する親密さのレベルの変化と関連していました。この研究は、成人期の初期に親友の質の特徴がそれぞれ異なって変化することを確認し、性別と恋愛生活への投資がこれらの変化に与える影響を実証しています。

成人期初期における最良の友情の質の発達的変化
ステファニー・ラングハイト, フランソワ・プーラン 2022年5月12日


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伊藤絵美@emiemi14 8月4日
 『男はなぜ孤独死するのか』読了。男性が対人関係において甘やかされた結果、自ら対人関係を築いたり維持したりする努力ができず、結果、孤独から自殺に繋がるという分析に対する処方箋が、人と繋がる、健全な生活、行動活性化、感情の解放、自然と親しむ、というごく地味なものであるのが実によい。

YS@GPCR@YS_GPCR 8月4日
 この本を読んだわけではないが、心理士という専門職の人が、いかに男性の困窮は自業自得であるかという認識を強化する読解をしているのが恐ろしい。男性の困窮者がこのようなカウンセリングに当たったらどんな目に遭うのか?

rei@サブアカウント@Shanice79540635 8月4日
 これは心理士の1部に限った話ではなく、既に現代社会では「男性は困窮を訴えると逆に加害者として糾弾される」がシステムとして完成されてます。雑に言えば「男性の困窮は自業自得」理論は支援職の手引きになっており、従って困窮男性=悪者という図式ありきで対応がなされます


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rei@サブアカウント@Shanice79540635 8月7日
 コレは陰謀論みたいな話ですが、現在の男性支援は「男性は家父長制を維持する為に陰謀を巡らせて男性を甘やかしたり女性に暴力振るってる」的な陰謀論がベースになっており、従って困窮男性にはまずそれを自覚させる(植え付ける)事から始めるべきとされ…頭が痛くなってきた

 男性は家父長制?を維持して女性を支配する為にありとあらゆる陰謀を巡らしており、女性を厳しく弾圧し男性は下駄を履かせて甘やかす…という世界観、どう考えても「は?」の1言なんだけど、良い悪いは別にこの陰謀論で社会が動いているのは、日本でも大学の女子枠を巡るアレコレで可視化されたと思う

 例えば現在公認心理師協会は信田のぶ子氏が会長だけど、その会長は自著「家族と国家は共謀する」で「男性と国家は家父長制を維持する為に男性を甘やかして女性を弾圧してる。私達の活動はレジスタンス」と語ってる。本を読むのが面倒な方はインタビューだけでも目を通して

https://tokyo-np.co.jp/article/112903

まひろ🌿🍨@la_seed
 要するに助けを求めてプロのカウセリング受けたらメンタル壊されるってコトォ!?

rei@サブアカウント@Shanice79540635 8月7日
 例えば心理士的には男性DV被害者は「家父長制を維持する為に女性を弾圧し、本来暴力を振るわず善良な存在である女性に自己防衛としてDVさせた加害者」なので、そういう男性に対しては自分が悪しき弾圧者である自覚を促して反省させパートナー女性に謝罪することが救済いと定義されてます。


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rei@サブアカウント@Shanice79540635 8月8日
 然り…としか言い様がないのがなんとも。とりあえず私が前々から主張していた「心理職は家父長制陰謀論にハマっており男性が助けを求めると事態は悪化する。弱者男性は福祉に繋がれと言う人間は確で知ったかであり、福祉や支援からの疎外が弱者男性論の中核の1つ」が可視化され広まったのは良かった

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rei@サブアカウント@Shanice79540635
 貴方の言ってる事は正論ですが、それを「どこにでもいる問題のある専門家」という範疇ではおさまりきらない公認心理師協会の会長他上役に言えない事が問題の根幹ですし、そのような事を見て見ぬ振りしながらも批判には「マトモな心理士も〜」と返す貴方は充分に構造側…もっと言えば加害者側の人間です

泥ろ@SnoKbCW2O34R7Bh
 信田さよ子会長はフェミニストカウンセリングの草分けの1人で、つまり「DVは男が家父長制維持のため女子供を虐待する構造から生じる。女性の"DV加害"は家父長制の被害女性の自衛、DVではない」という陰謀論で数多の男性DV被害者を地獄に落とした立役者の1人なんだよね。

 氏はまた「女性の児童虐待は「母は子を愛して養護して当然」という家父長制の母性神話を強いられ追い詰められたせい」論者で(フェミの標準理論なんだから当然だが)、この論は「虐待ママには懲罰(=刑事罰や児童保護)ではなく支援」という今の児童福祉の理論的支柱となり数多の被虐待児を地獄に落とした

 日本公認心理師協会の会長に信田さよ子氏が就任したことは明確なエビデンスで、「心理職業界には異常な男性差別/男性蔑視が蔓延していて男性被害者がカウンセリングで二次被害に遭うリスクが高い」という批判には反論の余地がなくなった

 私も昔はフェミニストカウンセリングのような異常な差別運動を臨床にかこつけて実行してるのは心理士の中でもごく一部と認識していたのだけど、隣接する業界に入った事もあって認識を改めた。女性心理士は男性にとって極めてハイリスクと言わざるを得ない。少なくとも最大限の警戒と自衛は必要


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rei@サブアカウント@Shanice79540635 8月7日
 「先進国の支援職の活動は“男性は家父長制維持の為に男性を甘やかし女性を弾圧してる。困窮男性はその陰謀の犠牲者であり加害者”という陰謀論がベースになってる」という話、あまりにも☓☓だけどその陰謀論者が現実の社会動かしてるので、それを指摘する私の方が陰謀論者と思われないか?がかなり不安

 これは純粋な疑問だけど、心理士の方々は「男性や社会は家父長制を維持する為に女性を弾圧してる」という理論と、自分達が行政にガッチリ喰い込んで堂々とアンチ家父長制(アンチ男性)活動出来てる現実の整合性をどのようにつけてるんだろう?理論が正しかったとしても、少なくとも今は普通に権力側


■小山(狂)氏のXのポスト

小山(狂)@akihiro_koyama
 そもそも心理士に相談しようと思ったら二次加害を受けるとか、DVや性被害などについての男性支援が全くないとか、より直接的に男性を追い詰める社会状況が無数にある中で、「いや友達作りが下手なのが悪いですねw 女性を見習って友達作りましょうよw」みたいな発言すること自体洒落にならないヘイトだろと自分は思いますけどね。

 これが自己責任論じゃなかったらなんだと言うのかと。その立論自体にも無数に穴があるし、伊藤絵美のヘイト発言から男性自己責任論の肯定につなげるという所業自体かなり悪質だと自分は感じますよ。


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小山(狂)@akihiro_koyama8月7日
 男性孤立論は、

  1. 様々な男性差別が「孤立」(≒コミュ障)という自己責任論で切り捨てられる

  2. 性的価値の多寡によって生じてる社会関係資本の格差がコミュニケーション能力の格差ということになる

の2点に問題があり、男性孤立論を叫べば叫ぶほど男性は自己責任論に追い詰められていく構造がある

 現実の男性自死者は主に経済・労働問題によって生じているという視点は極めて重要。貧困や過重労働で自死に追い詰められている男性を不可視化し、本人のコミュニケーション能力に全ての原因を帰するような主張はやはり暴論ですよ。

 アナロジーとしては、ワーキングプア問題について「ワープアは無能だから悪い。スキルを磨くべき」とか言うのと同じなんですよね。あるケースにおいて「無能」という評が仮に正しかったとしても、その裏には教育格差や労働問題などが無数にあるわけで、それらを不可視化する効果しか持たないわけです


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小山(狂)@akihiro_koyama
 「(男は)自分ら対人関係を築いたり維持したりする努力ができず、結果、孤独から自殺に繋がる」という伊藤絵美の見解に白饅頭に完全同意してるのウケるな。まともに考えずまとめサイト的に四方八方の見解を切り貼りしてるからそうなる。

 マジで「男の孤立は自己責任」論者そのまんまのこと言ってて笑う。

 さて、それでは実際のところどうなのかと言うと、そもそも「男性は社会的孤立のせいで自殺している」という前提が嘘ですね。圧倒的に男性に偏って多い自殺動機は「経済・生活問題」と「勤務問題」。男が自殺するのは社会的孤立とか関係なく金がなく仕事がキツいから。

小山(狂)@akihiro_koyama 8月6日
 だいたい自殺ギリギリで生きてる底辺女性は「女同士の友情」でなんか救われてませんよ。彼女らは基本的に男の性欲に頼って生活してる。「女性は同性の友達が多いから自殺しない」という前提自体が男性差別的な虚偽に過ぎないのに、まんまとそこに引っかかってるんですよね。

 孤独死について言うと、孤独死(単身者が自宅で1人死亡すること)の原因のほとんどは病気で心疾患が多いんですが、心筋梗塞などの心疾患に罹るのが圧倒的に男性が多いという背景があります。病院に運ばれる前に死ぬ病気に男性が罹りやすいというだけの話なんですよ。

 ちなみに単身生活者自体は女性の方が多くいます。まぁ寿命が長いので当然です。ただし女性の場合はがんなどで死亡することが多いので、最終的には病院に運ばれそこで死ぬことが多い。「孤独死」のそもそものイメージが実態とかなり乖離してるんですよ。心臓麻痺で死んだ患者、というのが実態に近い。

 孤独死問題については「高齢の単身生活者は女性の方が圧倒的に多いのに、なぜ男性に孤独死が多いのか」とか考えてみると良いと思いますよ。単身生活者が多いことではなく、男性に多い疾患が孤独死の件数を引き上げてる。世間に流布してるイメージそのものにかなり嘘があります。

ウォッチ用アカウント@zui15781
 なんで男性って循環器の疾患が多いんだろうね。やっぱ労働がキツくて、ストレス解消の為に酒タバコ不摂生に走るからかなあ。

小山(狂)@akihiro_koyama 8月6日
 過労死の主な死因も心疾患ですし、男性の労働強度が高いからというのは大いに原因としてあると思います。結局、「男性の生きづらさ」のほとんどは経済問題なんですよ。一方的に稼得役割を強いられ、金も支援もない中でハードワークしなければ生きていけない。だから自死も孤独死も多くなるわけです。


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フ◯リス秘書子@慶應理工の妻@FerrisForOthers8月6日
 特にデータとかはないし、例の本も読んでないんすけど、男と違って女性は「友情」をケアをする(から孤独死しにくい)みたいな印象は全く無いですね。女性は色々な理由により昔の友達と縁が切れてるけど、同じく色々な理由により新しい「友情」をちゃんと育めているって感じですよね。

小山(狂)@akihiro_koyama 8月6日
 「友達」という概念で表される人間関係が男女で全然違うとはかなり思う。女性は職場でちょっと飲みに行く程度の関係でも「友達」と紹介するけど、男性の場合は「同僚」と言う。男性が「友達」という語で表す関係、女性だと「親友」とかになりそう。

 「あなたは友達がいますか?」ではなく「5年以上交流が続いてる人はいますか?」みたいなアンケート取ればかなり結果変わってくるはず。とにかく男女でコミュニケーション様式が違いすぎて単純比較ができないんよ。

こゆるぎ岬@o_thiassos
 俺が結婚式で呼んだ友人15人くらいとはそれから19年経ってもほぼ変わらない関係を維持しているけど、妻が結婚式で呼んだ友人35人くらいのうち、今も妻と仲良くしているのは1人だけ。「あの人を呼ぶならあの一群全員呼ばないと」みたいな妙な気遣いもあるんだよね。皆関係は浅いのにね。

小山(狂)@akihiro_koyama 8月7日
 これを結婚式の時点で切り取ると「妻は35人も友達を呼んだのに、夫はたった15人。男は友達を作る能力が低い!!」になっちゃうんですよね。経年観察すると全く違った光景が見えてくる。

さねゆき Saneyuki@kmics0
 友情関係の様式が男女で異なるのは同意ですし面白いです。ただ男性の方が孤独に陥りやすく、男性の様式においては維持のためのケアを怠らないことが有効と言うのは正しい気がする。

小山(狂)@akihiro_koyama 8月7日
 「男性が孤立に陥りがちなのは性的価値が低いからです。性別によって性的価値が変わらないVRchatを始めましょう」とかなら正当な意見だと思いますけどね。「男はコミュ障だから孤立する!女性を見習って友達を作れ!!」は単なるフェミった男性憎悪


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小山(狂)@akihiro_koyama 8月6日
 だいたい自殺ギリギリで生きてる底辺女性は「女同士の友情」でなんか救われてませんよ。彼女らは基本的に男の性欲に頼って生活してる。「女性は同性の友達が多いから自殺しない」という前提自体が男性差別的な虚偽に過ぎないのに、まんまとそこに引っかかってるんですよね。

暗中模索@anchu_mo398月6日
 自覚ある。私はカス女だから女のコミュニティに馴染めなくて、男性の甲斐性(=性欲)に守られることでギリギリ生き延びてる。本当にありがとうと思っている。男性の性欲がなかったら私はとうの昔に自死してたと思う

小山(狂)@akihiro_koyama 8月6日
 男性の性欲によって孤立した女性がサバイブする現象自体はまぁ生き延びれて良かったねと思うんですが、その構造を指して「女性はコミュ力が高いので孤立しない!」とか言われると舐めとんのかワレとは思ってしまうんですよね。勃起するのは下半身だけにしてほしい。


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小山(狂)@akihiro_koyama
 「男性は孤立してるから自死する。女性は孤立してないので自死しない。男性は女性を見習って友達を作ろう」みたいな主張に「いや女が孤立しないのは同性の友達のおかげじゃなくて性的価値で男捕まえられるからだろ」と即レスできないの、アンチフェミとしてレベルが低すぎるんよ。

reading@pn2u8fi960ldr8月6日
 いや、友人はとても大切ですよ男女の区別なく。そういう繋がりの話を男女論にしてしまうのは残念です

小山(狂)@akihiro_koyama
 「友人の大切さ」の話など誰もしておらず、女性が社会的孤立に陥りにくい原因はなにかという話をしてるんだが、マジでそれすら理解できないわけでしょ。このレベルの知的能力でまともにテクスト読解できるとは思えないんだけど、思想的バター犬やってりゃ博士号貰える分野もあるんでそういうとこの人なんでしょうね


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KBブラック02@battamonblack02
 このツイートの内容、トーマス・ジョイナーという男性が書いた本の内容の要約とその感想であることが画像から明らかなのに、伊藤絵美さんが考えた意見であるかのように反論、批判している人が多いけど、ちょっと落ち着きなさいよ。

小山(狂)@akihiro_koyama 8月5日
 「ヒトラーの『我が闘争』を読んだらユダヤ人はクズだと書いてありました。とても興味深い意見です」

とツイートしたとき、「単に本の内容の要約をつぶやいただけ」と言えるのかどうか、考えてみてほしい。


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かわなんとか(カワナ=N=トーカ)@kawananikasann
 これ、著者であるトーマス・ジョイナー氏の住むフロリダ州やらアメリカと日本では事情がちがうのかなあ?

『自殺の対人関係理論  予防・治療の実践マニュアル – 2011/6/15
Thomas E. Joiner Jr (著), Kimberly A. Van Orden (著), Tracy K. Whitte (著), M. David Rudd (著), & 1 その他』

とかモノされてる方なんで、フカシではないと思うんだけど

小山(狂)@akihiro_koyama
 支援職でも「男性は社会的孤立のせいで自死に陥る」みたいな世界観を有してる方は(それこそ伊藤絵美のように)少なくないですし、その偏見に引っ張られた分析も多々ありますし。ただ統計的にはまったく事実と異なるというだけの話です。

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小山(狂)@akihiro_koyama 8月5日
 伊藤絵美の一件、「名前も聞いたことのないどこぞの3流心理師が暴言を吐いてる」という話ではなく「業界屈指の大御所が明確な男性憎悪を振りまいて炎上しても訂正しない」という話なので、一個人の問題ではなく心理業界全体の問題ですよ。心理業界のミサンドリーがいかに深刻か、という話。


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マシュマロ
 女性心理士絡みのアレで小山さんに噛みついている人が軒並み女性差別反対!!(思考停止)とかそんなのばかりで、誰一人カウンセリングを受けにくる人の視点で論じていないの不気味すぎませんか?
一方で実際に受ける側として経験のある人は概ね小山さんに同意しているようで、コラボの時もそうでしたけど本質的に配慮されなければならないのは誰か、当事者(本来の受益者)の利益は損なわれていないか、って視点が抜け落ちているのは支援絡みだとあまりにも致命的だと思うんですが…

小山(狂)@akihiro_koyama8月5日
 これ「心理療法を受ける男性クライアント」という極めて脆弱な属性が、高い確率で性差別や二次加害を受けるという洒落にならない話なんですけど、この話の洒落にならなさを認識してなんとかしようという方向で議論してる業界人が皆無なのは目に焼き付けておいた方が良いと思います。

 男女論ではなく支援論の話ですからねこれ。色々な症状に悩んでようやく支援や治療にたどり着けた当事者が、そこで「支援者」から性差別や二次加害を受けてしまうという話をしてる。そういう問題に対して「女性支援者を疑うのか!」みたいな反応しか返せない連中は今すぐ職を辞した方がいい。


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小山(狂)@akihiro_koyama
 割とマジな話として、男性は女性心理士は避けた方がいいと思う。男性心理士少ないので探すの大変なんですが、心底からフェミってる人が少なくない。心理治療を求めるクライアントに自己責任論ぶつけたり逆に加害してくるケースが実際にある。

 つい最近も実母からレイプされてる男子児童のケースで、女性相談員が母親側に立ち少年の被害を放置してた話とかありましたが、こういうのが少数の例外と言い切れないくらい沢山あるんですよ。女性支援者は男性困窮者を救いません。

 男性当事者だけでなく、夫や彼氏の悩みを相談したい女性も女性心理士は避けた方が無難だと思ってます。すぐに「男が悪い。別れろ」という話になって、関係性をどう維持・修復していくかという話にならないことが多いので。男性に対する加害欲がとにかく凄まじいんですよね、心理業界。

 まぁ斉藤章佳みたいな気の狂ったチン騎士に当たる可能性もあるんで男性支援者選べば安心かっていうとそうでもないんですけどね。本当に「男性が安心して相談できる場所」は現代においてほぼないと痛感する。


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onka@onkalyra 8月4日
 そこで占い師やスピの受容が出てくるんやろなと。フェミが女性の現実的な男性との関係についての悩みに応えられていない。がんばっておられるフェミもいらっしゃるのは知っているけど。

小山(狂)@akihiro_koyama 8月4日
>>そこで占い師やスピの需要が出てくる

 これは大真面目にあると思います。心理士などの支援者含め、夫や彼氏の悩みについて同性に相談するとすぐ夫や彼氏が悪者にされて「別れろ」という話になってしまう。占いや心霊という形を借りてフラットに男性関係について相談したいという需要はものすごくある

 女性のゲイバー需要とかもその一環ですよね。「男が悪い」の紋切り型にならない男性関係の相談を求めると、何故かそうした周辺化された場所に行き着いてしまうと。


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小山(狂)@akihiro_koyama 8月4日
 割とマジな話として、男性は女性心理士は避けた方がいいと思う。男性心理士少ないので探すの大変なんですが、心底からフェミってる人が少なくない。心理治療を求めるクライアントに自己責任論ぶつけたり逆に加害してくるケースが実際にある。

 このツイートに「自分が受けた女性心理士もそうだった」みたいな男性からの引用やリプライが届きまくってて闇を感じる。男性困窮者に対する二次加害、ほんとうにシャレにならないほど多いんですよね。

ふーみ🍁@fuuumi0404 8月5日
 女性心理士(師)は勿論クソなんだけど、他にも保健師、社会福祉士/精神保健福祉士も女性ではなく男性の方が良いように思う。前職でそれらと関わることが多かったけどガチでフェミってるし男性利用者にキツく当たってるのを実際に見てきたからね。話にも聞くし。

小山(狂)@akihiro_koyama 8月5日
 良くも悪くも男性支援者はバウンダリーしっかり引いて「仕事」としてやってる人が多いと感じるんですが、女性支援者はその線引きが曖昧で過剰に感情移入しちゃう人が多いと思うですよね。なので本人がフェミってるとお気持ちで男性を攻撃しがちというか。


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マシュマロ
 病院勤務の男性心理士です。男性は相談に来ないし、男性心理士希望の相談者もいません。どちらでもいい人を担当しています。

 女性を希望した相談者(特に女性)の予後が良くないのはよく見ます。これが相談を受ける心理士(女性)の問題なのか、女性に相談したい相談者の問題か、はたまた別なのかはわかりません。

 でも長くやっている心理士にフェミニズムを語り出す人(≠原義のフェミニスト)はよく見ますね。女性ばかりに会うと男性の気持ちを想像できないのかな、と思わされます。

小山(狂)@akihiro_koyama 8月6日
 女性の被害経験ばかり聞いてると男性当事者に共感しづらくなるのはあると思います。単なる逆転位なんですけどね。こうやって心理業界全体がミサンドリーを拗らせていき、結果さらに相談者が女性ばかりになり、ますますミサンドリーを拗らせ…という悪循環に陥ってる。


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小山(狂)@akihiro_koyama 8月4日
 割とマジな話として、男性は女性心理士は避けた方がいいと思う。男性心理士少ないので探すの大変なんですが、心底からフェミってる人が少なくない。心理治療を求めるクライアントに自己責任論ぶつけたり逆に加害してくるケースが実際にある。

烏丸百九@差別反対Vtuber🏳️‍🌈🏳️‍⚧️🇵🇸|||@crowclaw_109 8月5日
 例えばこのツイートは「“女性心理士”は“フェミが少なくない”から“加害性が高いかもしれない”(普通の女性ではない)」ってことで、ド直球の女性心理士への差別発言ですよね?

小山(狂)@akihiro_koyama
 実際に大量に二次被害を受けてる男性困窮者がいるのに、そうした声を全て無視して「女性心理士を疑うとは何事か!!!」みたいな方向に持っていくことこそが異常でしょう。そもそもこの議論の発端は「男性が自死するのは甘やかされてるから」と直球の差別発言をした女性心理士。男性差別派は見て見ぬふり、女性差別は針小棒大に大騒ぎ、そういう連中の性根の卑しさがよく顕れてる。

 一応言っておきますが、「男性自殺者は甘やかされた結果の自業自得」という意味のツイートを発信した伊藤絵美さんは心理士として超有名な方ですよ。そういう一流所ですら当たり前のように性差別的な発信を行い、しかも炎上しても訂正すらしない。あまりに異常でしょう。

 心理業界全体が女性主体で牽引され、さらに女性心理士に拭い難い男性嫌悪傾向があるのはもう議論の余地のない事実ですからね。その構造を指摘することが「女性差別」とか寝言は寝て言えとしか言いようがない。徹頭徹尾チンポで考えてるからそうなる。


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※鍵アカのため閲覧できないが、このときの小山(狂)氏とのレスバ相手は「ぐりこさん」氏である

小山(狂)@akihiro_koyama 8月5日
 あなたも女性心理士のようですが、伊藤絵美の「男性自殺者は甘えてる・自己責任」という発言を批判するわけでもなく、「女性心理士を忌避するなんてとんでもない」式の反応をするわけでしょう。失礼ですが、あなたのような方が存在すること自体が自分の主張の正しさを裏付けていると思いますよ

 「トラウマケアのためには当事者への二次加害を許してはならない」とかブログに書いてるわりには、男性への二次加害はスルーするわけでしょ。「女性心理士は男性被害を軽視する」という自分の主張のまんまその通りの方じゃないですか。証拠というならあなた自身が証拠です

 女性の性被害については「性被害を軽んじるような言動を許してはならない」とかブログに書く人間が、男性の自死については「spoilを甘えと訳すのは適当なのか」みたいなヌルいことを言って責任逃れを図る。これが「女性心理士の男性軽視傾向」でなければ何なのか。いい加減にしろ。

 この人のブログの過去ログ漁ってたら、「不可視化された男性困窮者」という文脈のKKOを「単なるモテない男」として歪曲し自己責任論で攻撃するそのまんまなヘイト記事が出て来た。マジで典型的な男性差別主義者の女性心理士やんけ。よくこれで反論しようという気になるわ

>>さて、それではマッキノンのいうようなポルノ批判がやおいにもできるか?というと、難しいのではないかというのが私の結論。

 さらにBL無罪論者。別記事では「現実だろうがファンタジーだろうがレイプはレイプ、被害者は存在する」という見解に賛同してるんですけどね。

 「男性は女性心理を避けた方がいい」という自分の見解の生きた事例そのものみたいな人間がケチつけてくるの、あまりにあんまり過ぎて乾いた笑いが出る。

 なぜ想定されてる性差別的な女性心理士像まんまの人がこの見解に反駁してくるのか。マジで理解に苦しむ。自分が差別主義者だとメタ認知できてないのか???


おるおる@oru_oru_oru 8月5日
 ぐりこさん曰く、男性に養育権を認める必要はなく、金と人手だけ出せばよく、ただの精子提供者として扱い、女が育てたい人間と育てれば良いらしいぞ

 なんて素晴らしい人権派心理士なんだ………😂

小山(狂)@akihiro_koyama 8月6日
 このレベルの性差別主義者が「あなたは性差別主義者です」と言われて激昂するの、マジで差別主義者って自覚ないんだなと思ってしまう。マジで切実に2度と男性相手の臨床やらないで欲しい。


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伊藤絵美@emiemi148月4日
 『男はなぜ孤独死するのか』読了。男性が対人関係において甘やかされた結果、自ら対人関係を築いたり維持したりする努力ができず、結果、孤独から自殺に繋がるという分析に対する処方箋が、人と繋がる、健全な生活、行動活性化、感情の解放、自然と親しむ、というごく地味なものであるのが実によい。

ラグーン@vkgoecro
 男は女性の心理士を利用するのをやめような…ホント…

三好@miyoshiiii 8月5日
 そうだね…女性の心理士は甘やかしてくれない、対等に接してくるから、甘やかしてくれなくてイライラしちゃうもんね…もっとママみたいに上げ膳据え膳チヤホヤしてわがまま全部はいはいと聞いてくれなきゃ嫌だもんね…

小山(狂)@akihiro_koyama 8月5日
 伊藤絵美の「男性自殺者は自己責任」発言が「甘やかしのない対等な接し方」なわけがないんだが、女性心理士にはこのレベルで男性嫌悪を拗らせてる人間が少なくない。なんというか、男性を加害することが自分の職業的責務だと勘違いしてるんですよ。それが女性支援だとも勘違いしてる。

 伊藤絵美のツイートに男性嫌悪系アカウントがこぞって賛同を寄せてるのはわかりやすい構図で、こうやって男性困窮者を仮想敵に仕立て上げて二次加害を引き起こすことが「女性支援」だと心底勘違いしてるんですよね。こういう風潮があるから男性は気を付けろと言ってる。


■「議論の本質」がよく分からないとのコメントをうけて

 羽根戸さん、パルマさんコメントありがとうございます。長くなったのでコメントへの返信を本文に載せます。

>孤独死と自死がごっちゃに語られていて何が本質なのかよく分からなかったです。

 さて、上記のことですが、それはトーマス・ジョイナーの翻訳の題名と内容、そして研究テーマの関係から生じた混乱ですね。

邦題『男はなぜ孤独死するのか;男たちの成功の代償』
原題『Lonely at the Top; The High Cost of Men's Success』
原題の直訳『トップの孤独;男性の成功の高い代償』

 この本には、以下のジョイナーの「自殺の対人関係理論」に登場する自殺の三要素「所属感の減弱,負担感の知覚,身についた自殺の潜在能力」の話が登場します。

  • 一般的に男性は女性より孤独に陥り易い(所属感の減弱,負担感の知覚)

  • そのため、アルコールや危険なスポーツにのめり込む自己破壊的行動を取り易い(身についた自殺の潜在能力)

  • その究極系として男性は自殺しやすい

 つまり、原題での直訳からイメージされる「"孤独"はこんな害悪がありますよ」というものが本のメッセージな訳です。そして自殺の対人関係理論で考える自殺問題の前段として「なぜ男性は孤独に陥り易いのか?」を色々考察するという形をとっています。

 このジョイナーの「なぜ男性は孤独に陥り易いのか?」についての考察に対する反論は、典型的には以下のrei氏のポスト、小山(狂)氏のポスト等で展開されている議論です。

rei氏:男性が孤独になりやすい理由は「プライドが高くコミュ障だから〜」ではなく、シンプルに「労働」の1言。コレは未就労年齢まで友人数は男子の方が多いのと男性孤独死は60代が突出してる事で裏付けられており、要は「男性は女性と違い労働で可処分時間が短く仕事以外の人間関係構築が難しい」だけの話

rei氏:友人知人関係構築能力は男女の差はない(し何なら男性の方が若干上?だ)が、男性は女性より長時間労働するので仕事以外の人間関係構築が可処分時間という形で物理的に制限される。なので男性は定年退職という形で仕事を無くすと只でさえ少ない人間関係が更に少なくなってしまう…が男性孤立問題の結論

rei氏:「男性は出来上がった友情に対してメンテナンスコストを払わない」理論は友情の性差における定説だけど、2022年に行われた世界初の大規模縦断調査では「男性は年数により友情が減少しないが女性は減少する」という定説とは真逆の現象が確認され、雲行きが怪しくなりつつある

rei氏:正確には女性は友人になった瞬間が友情のピークで後は下落してくが、男性はそこまで密な関係にならないが下落せず低空飛行を続ける感じ。まぁここら辺は同性同士でベタベタするが違うクラスになると離れる女子、ベタベタしないが違うクラスになっても付き合いは残る男子という形で覚えのある方も多そう

小山(狂)氏:「あなたは友達がいますか?」ではなく「5年以上交流が続いてる人はいますか?」みたいなアンケート取ればかなり結果変わってくるはず。とにかく男女でコミュニケーション様式が違いすぎて単純比較ができないんよ。

小山(狂)氏:男性孤立論は、
1.様々な男性差別が「孤立」(≒コミュ障)という自己責任論で切り捨てられる
2.性的価値の多寡によって生じてる社会関係資本の格差がコミュニケーション能力の格差ということになる

の2点に問題があり、男性孤立論を叫べば叫ぶほど男性は自己責任論に追い詰められていく構造がある

 rei氏が挙げた反論はジョイナーの孤独(※孤独死ではない)の考察とかなり対応しています。とりわけメンテナンスコストあたりの話はかなり直接的な反論です。つまり、この辺りの話は「ジョイナーの孤独の考察は嘘っぱちやぞ!」という話をしている訳ですね。

 ここから、「孤独死と自死がごっちゃに語られていて何が本質なのかよく分からなかったです」という疑問に繋がる議論の話になるんですが、rei氏の「孤独と死に関する議論」はジョイナーの本の邦題に登場する「孤独死に関する議論」のみで自殺問題は論じていません。一方で、小山(狂)氏は「孤独死に関する議論」「自殺に関する議論」の双方を論じています。つまり、「孤独を議論のスタート」と共通するものの「孤独死をゴールとする議論」と「自殺をゴールとする議論」の全く別の二つの議論展開がある訳です。簡単に表現すると以下です。

A.「孤独→孤独死」に対する議論
B.「孤独→自殺」に対する議論

 メンドクサイ話なんですが、『男はなぜ孤独死するのか;男たちの成功の代償』という邦題のジョイナーの本の主眼は、邦題には"孤独死"が登場するものの「B.『孤独→自殺』に対する議論」にあります。したがって、ジョイナーの「なぜ男性は孤独に陥り易いのか?」についての考察に的確に反論していたrei氏は「孤独と死に関する議論」についてはちょっと的を外していると言えます。これは小山(狂)氏のAの議論も同様です。この辺りはミスリードを誘う邦題の問題と言えるでしょう。何といっても、ジョイナーの研究テーマは"自殺"であって"孤独死"ではないのですから。

 また、rei・小山(狂)両氏に共通している問題意識と伝えたいメッセージは以下のもので、これまで私が解説してきた議論は両氏のメインの関心事ではないと言えます。これまで解説してきた議論は以下のメッセージの論拠となる議論と言っていいでしょう。

rei氏:私の「男性は困窮しても泣き寝入りが最適解」という主張を裏付けるポスト。支援職…特に女性の方は…この手の「男性の困窮は全て甘やかされた結果の自業自得なんだ!」というドグマに嵌まってるので、男性は助けを求めると「貴方は悪者なんだ!」と責められ、それを呑むか否か?に依らず状況は悪化する

小山(狂)氏:伊藤絵美の「男性自殺者は自己責任」発言が「甘やかしのない対等な接し方」なわけがないんだが、女性心理士にはこのレベルで男性嫌悪を拗らせてる人間が少なくない。なんというか、男性を加害することが自分の職業的責務だと勘違いしてるんですよ。それが女性支援だとも勘違いしてる。/伊藤絵美のツイートに男性嫌悪系アカウントがこぞって賛同を寄せてるのはわかりやすい構図で、こうやって男性困窮者を仮想敵に仕立て上げて二次加害を引き起こすことが「女性支援」だと心底勘違いしてるんですよね。こういう風潮があるから男性は気を付けろと言ってる。

 そして、両氏共通のメッセージに関しても議論やレスバが為されています。しかし、両氏の問題意識をしっかり把握しておけば多少議論が脇道に逸れても「議論の本質が分からないなぁ」という事態は避けられると思います。

 さて、羽根戸さんの次の疑問についても見ていきましょう。

>フェミニストは孤独な男性=自死(懲罰的な意味で)と言う考えが染みついているのかな。

 これに関しては、以下のrei氏の文章の「男性DV被害者」を「孤独な男性」に置き換えて読めば、フェミニストの考えが理解できます。

rei氏:例えば心理士的には男性DV被害者は「家父長制を維持する為に女性を弾圧し、本来暴力を振るわず善良な存在である女性に自己防衛としてDVさせた加害者」なので、そういう男性に対しては自分が悪しき弾圧者である自覚を促して反省させパートナー女性に謝罪することが救済いと定義されてます。

 まったく「フェミニストはカス」以外の感想を持ちえないですねぇ。




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