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いっしょに かぞえましょ♪

母の家に、冬のしたくと片づけの手伝いに 行きました。母は、このごろ(もっと来い、もっと手伝え)と 私や 弟夫婦への不満を 率直に 口にします。
素直で  つきあいやすくなったな、なんて  なまいきな娘は感じています。

(もちろん、母親らしい心配も 愛情あるアドバイスや手助けもしてくれる 母です 😌💓)

今日は、仏事のことで話が かみあわなくなりました。こうなると、母の口のわるさはとまりません。そこに私はハートを打たれ、帰り道に涙がとまらなくなることも、しばしば。。
でも、きょうの私は  ハッと気がついたのです。


母と、言葉ではすれちがう。それは 仕方のないこと。そこは 脇へおいて、それより母が、いま必要としていることは、なに??? 〈いま、ここで、私ができること〉だけを  やってみては?? 💡


そこで、仏壇から父と祖父母の位牌を むんずとつかんで持ち出し、裏返して、つぎの年回忌が  いつめぐってくるかを、いち、にぃ、さん、、、と。
指で追いかけ、かぞえていきました。

「5年後に お父さんの23回忌がきて
10年後に おじいちゃんの50回忌がくるんよ。
おばあちゃんの50回忌からは10年以上が経ってるから、たぶん もう、生まれかわったはると思う」

真顔で、母に 告げました。そして

「おかあさん、あと5年 生きよう」

って、真顔で言いました。


そんなもん、生きられるやどやわからへん、子のつとめも果たさんと、当たり前のことができひんのか … など ぐじゃぐじゃと言っていた母ですが。。

「生きるいきる。5年ぐらい あっちゅう間やで」

と、つよきで押しきっておきました。
まるで、母が言うようなせりふでした。つまり、私は  母のお面をかぶり、母のオバケになったわけです。

ふ、ふ、ふ。


母が  いくつまで生きるかは、だれにもわかりません。だけど、これからの5年を、私は 愛せる気がします。

母は、つぎの誕生日がくれば 90歳をむかえます。


*     *     *

今日のnoteには、みんなのフォトギャラリーから
大好きな 糸、ラムネ好き成り さんの〈ラムネのオバケ〉をお招きしました。

糸、さん ありがとうございます!