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じぶんをえがく
すこしまえから、心が もやもやと苦しくなったり、そばにいる人がわるく思えたり、過去のつらいことばかり思い出してしまうときは、絵を描くようになりました。
だんだんと、そうなりました。
日を おいて 少しずつ🤏 足したり、引いたり、呼吸する みたい
雨の日には 雨をかき足しました。寒そう。。と 気づくと、はだの 色をさしました。そのうちに、頭や 肩が 重たく感じ、少しでも らくに…と
葉っぱを はずしていきました。そこに ちょっとずつ おとこのこがあらわれると 嬉しく、「あ、この子が描きたかったんだ」と 思ったのです。
本降りの雨も 小雨に
できあがり!
💡 そのとき、わかってきました💡
あ、私が描きたいのは、わたし。
整った理想より、へんてこでも、私じしんなんだ。
小学校のとき、かたく うねった、じぶんの髪が いやでした。きつく結んだ髪型も。一人だけちがう、赤いランドセルも。男だったらよかったと、なん度も言われることも。母の手作りの、へんなふくも!
だから、ていねいに 一本ずつ髪を描いて、絵のなかで結う。好きだったお守りを つけなおして、給食袋は 新しく、可愛らしく描く。ほら、好きな しろつめぐさも 咲いたよ? 女の子が、あまがえるをかわいく思ったって、いいじゃない。あなたは、あなたなんだよ。
心で 話しかけたら、むかしの私が 笑った気がした。
ちょっと おかしい絵だけど、いいじゃない?
ほら、雨もやんできたよ。心のなかで 話しかけるように描きつづけると、にぎっていた こぶしも ひらいた。
しろつめぐさの花が たくさん 伸びて つぎつぎ ひらく。
私は、私でよかったなと思う。
これは、私の絵。
小さかった私に送ろう。
あなたが好きだよ。かわいいよ。
とても だいじだよ。