叛く
親(とくに母)に叛いているんだ、親を泣かせ、不安にさせ、貧しくさせて損なっている。そんな私なんだ。それこそが〈おまえ(=私)〉という存在なんだ。。と、いう刷り込みがすごい。
たまたま、母が 私が演劇に関わることを「それさえなかったら」「じぶん(さくら自身のことです)をほかして(捨てて)しまって」「あほなことして」と、折りにふれ 言って嘆くので、そこからくるストレスが すごかったのです。
だけど、私は 地元で、母の近くに暮らしている。その矛盾にわらってしまう日も、泣きくれるときもあったんですね。
演劇に関わるたび、評価を受けるたび 混乱する。
ひみつにする。人に言えない。
こんなにも、人に来てほしいと願うジャンルの表現に関わりながら。おかしいよね。なんでこうなのか、わからない。
それが、ほどけてきました。
たまたま、私が演劇に力を入れてきたから、そう言われているだけなのです。
結婚に反対される人
進学に、就職に、自立に、引越に。
着るものに、たべものに。
たまたま持っている、マイナスととらえられがちな特徴に。性質に。言動に。
そういったことが、親に受け入れられない。
それは、めずらしいことではない。
母に叛くため、芝居をえらんできたんじゃない。
わたしはもっとふつうに
わたしらしく ささやかであれる。
中川貴雄さんの絵には、おだんごさんとのご縁で 出会うことができました。いつも ぐっとくる。そして、くすっと心がくすぐられます♪