〈すこしむかし〉を知ってみる
先月につづき、Canvaを使ってタイトル画像を作りました。念願のかわいい字体をえらぶことができて満足です。たぬきさんのイラストも見つかりました。笹飾りがすてき。どなたが作られたのでしょう。。ありがとうございます!
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月ごとに〈うた・てあそび〉を えらぶとき、私は なんとなく、作詞・作曲がどなたのものかを調べてしまいます。たのしく歌ったり 遊んだりしたときの「ありがとう」の気持ちが、自然と作ったかたへと還るような感じがして心地よく、いつの間にか つづいている習慣です。
今月は とくに、『たなばたさま』の詞をつくられた権藤はなよさんのウィキペディア記事に心うたれました。リンクを貼って ご紹介しますね。
長い文で 専門的(音楽・文学)なところもあるのですけれど、もし お好きなかたがおられたら 読んでみてください。
私が胸を熱くしたのは、1番の歌い終わりを
「きんぎんすなご」として、
2番の歌いはじめを
「ごしきのたんざく」と されたところです。
いっしょけんめい歌いすぎて、2番の歌詞がでてこないってこと、こども時代の私には よくあることでした。
おなじ「ご」音でむすんで、つぎにつなげる。
こどもたちに歌いやすく作られた、なんて やさしい詞なんだろう。あったかい気持ちにふれられて、嬉しくなってしまいます。
歌いだしの「ささのはさらさら」も すてきで、音の並びがきれいで気持ちよく、なんども歌いたくなります。(ささのはは、さらさらするのだな。ふだんはさやさや、ざわざわしているかもしれないけど、お星さまのきらきらするこんな日には、きっとさらさらするにちがいないよ)と、こどもごころに思ったりしました。
短歌のお話などきくと、ときおり「うたのしらべ」という言葉が耳にはいりますが、こういうことなのかな、と 思いが広がります。
それから・・・
作曲は「ゆうやけこやけ」も作られた、下総皖一さん。音楽理論などの本も書かれ、クラシックの組曲や、たくさんの校歌も作っておられます。
ちょうど、国民小学校の教科書に載せるために依頼された曲なのだと知り、感慨ぶかかったです。昭和10年うまれ、さいしょの国民小学校1年生だった母の時代のうた。
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また、『げんこつ山のたぬきさん』は
作詞 香山美子さん
作曲 小森昭宏さん の うた。
作詞の香山(こうやま、と お読みするそうです)さんは 絵本『どうぞのいす』の作者さんで、童話作品も多数あります。
こちらの歌は、まさに 私たちのこども時代にうまれてリアルタイムに ご飯のように、心を育ててくれたうただと分かりました。
作曲の小森さんは、ほかにもアニメ『勇者ライディーン』の主題歌や「おべんとうばこのうた」「いとまきのうた」などのてあそびうたを作られて、お医者様でもあったそうです。
「おべんとうばこのうた」も「いとまきのうた」も いっぱい歌ったし、おどったし。弟と観るテレビまんが『ライディーン』の主題歌は、いつだって胸をワクワクさせてくれました。
私たちきょうだいのこどもごころを楽しませ、勇気づけてくださって、ありがとうございました。
こんなうたを、今月は たのしんでいます。