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✕傷つけあう→○互角に話す

母のうちで、不審なできごとがあったそうです。

ひとり暮らしの母が  庭にいると、「植木鉢をみせてほしい」と言ってきた人がいた、とのこと。

ちょうど、土を空けた からっぽの鉢がたくさんあったのでみせ、どれをあげようかな? と思っていたら、「買い取る」と言ったそうなんです。

「ただのもんなら差し上げられても、お金になるもんどしたら お渡しできまへん(母は、はんぱなく訛っています)」、と 断ると、家のなかに貴金属はないかと聞いてくる。

「あったけど、従姉妹と売りに行ってしもうて」
「もう使うて あらしまへんけど、金額は○○円」

と、率直に答えると、ようやく帰っていったとのことでした。こ、こ、コワイ~~ ((( ;゚Д゚)))
(○○は、私の金銭感覚からは 相当高額で、私なら  たやすく口にしづらいような金額です)


これ、ですね。

はじめの、「植木鉢をみせてほしい」ですら、相手が そう言ったのかどうかは、わからないんですよね。

母は、セールスの電話で 植木鉢がある、って言ってしまったのかもしれない、たぶん。と、過去にも さかのぼって 気にしていましたけれども。

それさえも、「起こった現実」から、なぜ、私はこんな(ふだんの自分から思えばヘンテコな)言動をとっているのかな?  そういえば、こんな電話がよくかかってくるけれど、こうだったかな???

と、想像で  つじつまをあわせてしまう。。そんな 場合が、人にはだれしも、まま  あるものです。
それが、私には  コワイのです  ((( ;゚Д゚)))


10月は 仕事もしたけど、いっぱい出かけて、いろんな人と たくさん楽しみ、交流しました。
体を休める間もないくらい。

これからは、しばらく実家の母アヤコさんとの時間をつくります。

責めず、指図せず、興味をもって母のできごとを 詳しく聞いてみます。ちょっと おいしそうなものを持って。それから、手をどんどん動かして片付けながら。


母自身がもつ セルフ・イメージは、苦労してきた しっかりもので 大胆な〈わたし〉。私のもつ、母のイメージも、石とか木とか  大きくてどっしりとしたものです。
だけど、父にまもられてきたり、弟や お嫁さんが顔をだしてくれたり、こんなだけれども、娘がいたり。。それで、お互いフォローし合ってきたところも、あったのですよね、たぶん。

いつまでも 90歳の母の傘に入っていずに
私自身の 知恵や経験も、かさねて、そだてていかなくちゃ。

そんな話をしながらも、急に鳴った知らない番号からの電話に「ハイ」と出て、「けっこどす(イラナイ、の意)」なんて、話途中でガチャリと切っている、今のアナタもコワイのよ、母よ~ ((( ;゚Д゚)))


歯に衣着せていては、マイ・マザーとは わたりあえません。

まずは 互角に話すこと。

お嫁さん、よく聞き出してくださいました。
THANK YOU!(*⌒∇⌒*)



冒頭の写真は、
ミニチュア・クリエイター 工房てるとさんの花器に、つるうめもどき、どくだみ、やぶらんを 挿したものです♪

ぬくもりのある器と 小さな秋の花実が、母の部屋を照らしてくれました。