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2020年最終日

12月27日世間同様サクラサクは最終営業日でした。

最終営業日ということで、メンバーを労うスピーチをすべきところ、
2020年に向けて猛省を込めて厳しいお話をしました。

来年2020年の道標とすべく、書き記しておきたいと思います。


昨年の反省

昨年の最終日営業、1年を振り返ってこんな反省をしています。
https://ameblo.jp/masa-corleone/entry-12428532585.html

・私の危機意識&ストイックさが生んだ”べきマネージメント”
・Mustだらけの組織&Shouldだらけ組織
・生き残ることが目的。やりがい、達成感、進行感が発生しにくい組織

一言でいえば、私のストイックさ、負け嫌いの性分が組織を崩したといえる一年でした。部長、中堅メンバーと離職が続き、メンバーの主体性が損なわれ、社長が一番変化をしなければならないと猛省しました。

2019年組織改善

そんな反省から始まった2019年

組織改善をテーマに掲げ、
・心理的安全性の確保
・ウェルビーイングの向上
・エンゲージメントの向上

を図るべく、様々な施策を実施してきました。

これらの施策によって、得たものは、

・離職率低下
・採用力向上
・残業改善
・エンゲージメント向上

実際、導入から一年経過したWEVOX(従業員エンゲージメント調査)のスコアも過去最高の数値となりました。

これで、社員の満足度もあがり、お客様からも評価され、業績も右肩上がり!となれば、めでたしめでたしなのですが、、、、

現実は甘くない

そんなに甘くないのが現実。

・今期の数値目標は残り三か月を残し、早くも未達濃厚状態
・12月に経営困難に陥るレベルの大トラブルが発生
・なかなか改善されない案件の解約

現場の主体性を重んじて、メンバー同士のコミュニケーションを重視して、
”今どきのイケてる組織”を目指してきたつもりでしたが、、、
”プロ意識”と”危機意識”が欠如した超ぬるま湯組織が出来上がってしまっていました。

12月に発生したトラブル。これはかつて経験した市場の激しい変化や競合の台頭、ましてや天変地異などではありません。完全に身から出た錆。自業自得のトラブルです。詳細は控えますが、倒産可能性もあったほどの事件でした。

お客様の恩赦とパートナー様に助けられ、今、経営を続けられているわけですが、私は、この一件から、こう決意しました。

”この組織ままでは、世の中から必要とされなくなる。サクラサクは12月のこの一件で一度死んだ。であれば、0からもう一度、立て直そう。再始動(Re-Start)をしよう”

2018年のストイックな組織から、2019年に一気に振り切って、メンバーの働きやすさを追求しました。良かれと思って進めていた施策が、いつしかぬるま湯の温床を作ってしまっていました。

半沢直樹のセリフにこんなものがあります。

”仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。
 その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。
  
 自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜く歪んでいく。そういう連中が増えれば、当然組織も腐っていく。組織が腐れば、世の中も腐る”

そうです、プロ意識と危機意識が欠如し、自分都合、自分本位で、自分の為に働く組織が出来上がってしまいました。

12月の件がなければ、このまま崩壊の一途へ突き進んでしまっていたかもしれません。変わらなければいけないと感じながらも、ぬるま湯の心地よさから抜け出せなかったかもしません。

これはお客様から頂戴したクリスマスプレゼントだと受け取りました。私自身が本件のメイン責任者として現場業務を遂行させています。

2020年 再始動(Re-Start)**

来年16期を迎えます。こんな私が社長の会社ですので、失敗ばかりの泥臭い組織です。但し、”失敗から学ぶ”、このスタンスはいつまでも念頭に置いて行動してきました。それが15年会社を存続させることができた根幹だと思います。だからこそ、ここから学び、そして変わります。

12月最後にとんでもない失敗を経験したことで、2020年に指針が明確になりました。

2020年 再始動(Re-Start)

痛みを伴う覚悟があります。

共に強い覚悟で進化していく意志のあるメンバーと
2020年も走っていきたいと思います。

本年もありがとうございました。2020年もよろしくお願いします。

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