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0ベースから英会話学習を続けて3年半の振返りと今後

2017年10月に本気で英語を学ぶことを決意して、正確には2年8か月。
DMM英会話の総学習時間は18000分、途中ビズメイトに浮気したりしたのでおそらく合計で20000分に達した。

コメント 2020-05-05 170603


学生時代や受験の悪印象が強く、英語に対してアレルギーがある方も、この自粛要請の流れをいいきっかけにとらえて英語に向き合ってみることをお勧めしたい。アフターコロナはオンライン化が加速し、物理的な距離が一気に縮まると言われている。そうなれば国際化がさらに進むことは歴然。

英語とインターネットが2大ツールになる。
・この2つにアレルギーを持ち続けるか?
・それとも使いこなしてしまうか?
これが令和時代を生き抜く為の鍵になると思う。

・これから英語を始める人
・今の英語学習や勉強法に不安な方
・今後の自分の為

に向けて、この2年半を振り返ってみたいと思う。少しでも参考になれば幸いです。

■留学しないで英語を学ぶということ

私も含めて日本にいながら英語学習をする人は多数いると思う。

また学生や英語に携わる仕事であればまだしも、そうでない人にとって、
多忙な人生の中で、毎日英語学習の時間を確保することはなかなかの覚悟がいることだ。

スタディサプリのCMで3分の隙間時間を使って、勉強しようとうたっているが、一日1~2時間の勉強時間を毎日、そして数年にわたって確保するのは並大抵のことではない。

・毎朝早く起きて勉強
・仕事から帰ってきた疲労困憊状態で勉強
・通勤電車で勉強
・土日自宅で勉強

しかし残念なことにそんな努力を1年もすればそれなりの境地を達するという誤解が、英語学習を早い段階でとん挫させる大きな要因になるのではないかと思う。

たかが一日1、2時間程度の勉強で、英語をマスターできる、これはもはや幻想に近い。元々の英語力、年齢、自頭の良さ、学習方法など人によって変数はあれど語学習得というのは途轍もない時間を要するのである。

留学すれば英語が話せるようになるとは私も考えていないが、やはり留学や海外の自分の身を置くという環境は、一日あたりの英語に向き合う時間が圧倒的に違う。

1日30分英語を読んで、30分オンライン英会話で話す、これで一時間。
この程度の学習を1~2年続けたところで、マスターできるほど甘くないことをまず抑えておきたい。

つまり何が言いたいかといえば、
自分が思ってよりもはるかに英語学習の道は長距離走である

まずは1年、次に3年、そこから5年、10年と継続していくことで英語力は培われる。だからこそ、才能がない、頭が悪い、勉強方法がわからないなど嘆く必要はない。

ただただ時間が足りていないだけ。以上である。

正しい勉強方法も、もちろん大事だが、それ以上に継続することを最優先に考えて欲しい。


■英語係数 0 or 1 思考の危険性

次に何をもって英語をマスターしたか?という基準について考えたい。
ここに日本人の英語への誤解とコンプレックスが潜んでいると思う。

英語の苦手な我々日本人は、
・英語が話せない人=0
・英語が話せる人=1
このいずれかで線引きしたくなる。

なので、自分よりも流暢に英語を話している人は「1=英語が話せる」と考え、そしてそれよりも劣っている自分を「0=英語が話せない」と位置付けてしまう。

どれだけ勉強しても「1=英語が話せる」にならないことに不安と不満を覚えて、勉強をやめてしまう。

参考>英語係数という考え方

日本語で考えればわかるように、言語にはレベルが必ず存在する。
子供にとってニュースや映画、ドラマを理解することが難しいように英語ができるといってもレベルは様々。

自分なりの目標を掲げて、そこに近づいているかを認識しないと成長を実感できずに挫折を迎えてしまう。どんな目標でもいいと思う。

・日常会話ができるようになる
・自分の仕事の内容を説明できるようになる
・自分の意見を言えるようになる
・英語の小説を読めるようになる
・NHKニュースを英語で聞けるようになる
・TOEICで800点を取る
・洋画を聞き取れれるようになる

我々は日本語ネイティブである。なので、英語ネイティブになるのは相当ハードルが高い。「1、2年勉強をしたのに洋画の英語が全く聞き取れない」こんなことで嘆く必要は全くない。そんなもの聞き取れずしても、コミュニケーションを図ることはいくらでもできる。

また1つ知っておきたい驚愕の事実がある。

それは英語ネイティブの人口よりも英語非ネイティブの人口の方が多い

ということ。世界は非ネイティブがスタンダードなのである。我々の日本人のイントネーション、発音はサムライイングリッシュと呼ばれているらしい。是非、サムライイングリッシュに自信をもって欲しい。

■ツールとしての英語

DMM英会話で50か国以上の世界の人達とレッスンをしてきて、改めて思うことは日本人の国民性についてである

謙虚で、礼儀正しい、といえば聞こえは良いが、国際的に見れば自己主張やアピール力では圧倒的に劣っている。いや、というよりも訓練されていないのではないかと思う。

言語というのは、無論、使う為にある。そうコミュニケーションツールでしかない。だから伝わればそれでいい。

しかし、日本人、特に初心者が陥りがちな思考は
・正しい文法
・正しい発音
・正しい表現
で話さなくてはいけないという誤解である。

無論、正しいに越したことないし、間違いを肯定するつもりはないが、
正しい英語を話すことよりも、伝えたいことを言葉にすることの方が優先順位は高い。

・aとanの区別
・aとtheの違い
・完了形と過去系の使い訳
・want toとwould like toの使い訳

こんなものは後から徐々に修正すればいい。
少しの間違えがあっても、現在の英語スキルでいかにツールとして使いこなせるか?ここに焦点を当てれれば、それなりのコミュニケーションはできるはず。

■5年目に向けて

さて上述したように私自身もたかが3年半の学習時間。
なので私の英語力は大したものではない。

しかしツールとしてはそれなりに使いこなせてきていると自負している。
ここからさらに2年半後、5年目に区切りに向けて、今後の指針を整理しておきたい。

1.フレームと単語の拡充
英文を作るフレーム(骨組み)の幅を広げる、そして、血肉となる実践で使える単語力の強化

2.アウトプットの機会を増やす
オンライン英会話以外で英語を活用する場面を積極的に増やす

3.生きた英語力の習得
洋画、洋書を学習教材にあて、実践的な表現や単語力の強化

この3点を今後の英語学習では意識して強化していきたい。

さて自分自身でも、3年半もやって、こんなものかと思う反面。
3年半やっていなかったら、3年前のスタートラインの状態かと思えば、
十分な成長と自賛したいと思う。

■学べば学ぶほど無知を知る

アインシュタインの名言で、こんな言葉があります。

The more I learn, the more I realize I don't know.
The more I realize I don't know, the more I want to learn.
by Albert Einstein
「学べば学ぶほど自分がどれだけ無知であるか思い知らされる。
 自分の無知に気づけば気づくほど、 より一層学びたくなる」

Twitterをはじめ、英語学習者の皆さんの存在にいつも励まされて、毎日継続できています。私自身も、皆さんにとって励みとなる1人でありたいと思います。今後もがんばりましょう!

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