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WEBマーケティング業界において英語は必要か?

英語×WEBマーケティングみたいな文脈での記事が少なかったので、こんなタイトルでNOTE更新してみたいと思います。
※メインの画像は2019年10月の米国にて。なのでソーシャルディスタンス前ですw

動画でご覧になりたい方は、こちら↓

人事部も担当しているねぎおですが、面接によく聞かれる質問にこんなものがあります。

『WEBマーケティング業界で活躍する為に英語も勉強しておいた方がいいですか?』

これは本当によく聞かれる質問です。WEBマーケティング業界を目指す、大学生や中途社員に方に向けて、WEB業界16年のねぎおが論じたいと思います!

■ねぎおの英語レベル

その前にねぎおの英語レベルがわからないと説得力がないと思いますので、お伝えできればと思います。

・英語学習歴 3年半
・DMM英会話 23000分
・TOEIC815点(2019年)
・渡米歴10回以上

いわゆる初級~中級レベルの英語力ではないかと自己判定しています。ちなみに大学卒業後、一切英語に向き合っておらず、2017年10月より、急に本気で英語学習に向き合いまして、今に至ります。

約3年半の英語の勉強方法やら苦労話は下記にまとめましたので、今日は割愛させていただきます。

■結論

結論からいきたいと思います。

WEBマーケティング業界において英語は必須ではない。しかし、できるに越したことはない。

これがねぎおの結論です。現に私自身も3年半前までは一切、英語を勉強してこなかったわけで、それでも10年以上、大手インターネット広告代理店に入社、勤務もしましたし、ベンチャー企業の社長もやっているわけですから、英語がなくてもなんとでもなります。

ただ無論、必要なケースもあると思います。
具体的には、下記3つの該当するケースですね。

1.外資系のWEBマーケ担当

2.海外企業を顧客に有するWEBマーケ企業

3.社内公用語が英語の企業(例 楽天)

この3つに該当する場合は、残念ながら必須ですので、必死で勉強してください。

さてねぎおの結論としては必須ではないのですが、私自身も3年半英語学習に向き合ってみて、

『英語は今すぐやるべき!』

こんな助言をさせていただきたいと思います。そのメリットや英語に関する誤解に関して、述べていきたいと思います。


■メリット1:カタカナに対するアレルギー解消

IT・WEB業界、本当にマジか?ってくらいカタカタや英字3文字が多いです。
新人の頃、分からない言葉をすべてメモって終業後、調べるというのを日課にしていたのですが、お恥ずかしい話、『アジェンダ』って言葉が業界用語だと思って調べたことを今でも覚えています。

アジェンダ、アグイジション、オーソリティ、エンゲージメント、コンセンサス、エンティティ、プライオリティ、アクセスビリティ、カバレッジ、CPA,CPC,PPC,CTR,CVR,CRO,CTA,ROAS,MAU,DAU,SFA,CRM,DSP,

挙げれば切りがないですね。しかも英語→カタカナ→日本語と変化するので余計に意味を複雑にしている気がします。英語を勉強してみると日本語に翻訳できない、しにくい単語も多く存在することに気づきます。WEBの世界はアメリカが最先進国なので、ほぼほぼ新しい概念や言葉は英語で生まれます。

SEOの世界でも昨年、コアウェブバイタルスという新しいキーワードが現れました。

Core Web Vitals

それぞれの英単語が意味自体はそんなに難しいものではないですが、カタカナでコアウェブバイタルス、表記されるとやはり、なんじゃこりゃ?となりますw

新しいカタカナが生まれるたびに、ん?ってなりますが、英単語自体に馴染みがあればそんなに抵抗なく頭に入ってくると思います。なので、日本語訳せずに英語のままで理解してしまった方が圧倒的に早い、そんなメリットがあると思います。

■メリット2:海外情報を自分で入手できる

WEBマーケティングの世界では、何年も前から

WEBマーケティングの最先進国のアメリカに日本は2、3年遅れている

そんなことが言われるの常です。

GAFAと呼ばれる、Google、apple、Facebook、Amazonが米国企業なので当然といえば当然です。またねぎおが専業としているSEOの世界では、Googleを中心に回っています。Googleの新しいプロダクトやアルゴリズなんかもまずは英語圏でリリースされ、安定運用された後に多言語や日本語版がリリースされることも多いです。そこにはアメリカが主体ということと、日本語自体が難しいので導入まで時間を要するという側面もあるかもしれません。

なので、最速で最新情報を掴みたかったら、そこは英語で情報を取りに行く必要があるということです。逆いえば英語圏の情報を先に掴むことができれば日本で起こる未来を予測できるともいえます。

また日本に比べて、人口が多い、WEBマーケ従事者が多い、結果、情報量も圧倒的に多い、ということで比較にならないくらい大量の情報が毎日更新されています。日本ではニュースになっていないマニアックな情報がアメリカでは大きな話題になっていることも多々あります。英語にアレルギーさえなければ、日本では入手できない最先端の情報に誰よりも早く触れることができる、これは大きなメリットといえるかと思います。

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◇WEBマーケ担当者がチェックすべき海外情報サイト3選https://searchengineland.com/https://www.seroundtable.com/https://moz.com/blog

また特にWEBマーケ担当者に関心が強いのがGoogleからの直情報だと思います。英語の抵抗をなくすことで、Googleの一次情報に触れることができるのも大きなメリットです。

SEO業界では、大事な情報はファベルの鈴木謙一さんがブログで翻訳・解説してくれるので、謙一さん待ちしていればいいのですが、、、、w

やはり自分自身で一次情報を掴む、理解することは自身の仕事に誇りを持ち、楽しむという観点でも大事だと思います。先日の12月4日に起こったGoogleコアアルゴリズムアップデートも日本時間深夜にGoogleの公式アカウントから英語で情報が発信されました。

夜中にトイレのついでTwitterを見たら、コアアルゴリズムアップデートの情報をリアルタイムで知った、これはSEOに携わる者であれば興奮しない人はいないのではないでしょうか?w

大きな話題であればあるほど日本語でも翻訳されますが、やはり英語→日本語に翻訳される中で、解釈や表現の違いなども生まれます。自身の目でGoogleが言っていることを理解することは仕事の質を上げる意味でも大切な習慣だと思います。

■メリット3:海外のレベル、違い、トレンドを把握できる

上記で述べた通り、英語の記事に触れることで最先端の情報はつかめるわけですが、アメリカ市場が進んでいる=日本市場が負けている、必ずしもこうならないところが面白いところです。

これは毎年海外のカンファレンスに参加している中で感じることですが、日本人の国民性、具体的には丁寧さ、きめ細かさ、几帳面さ、が生み出した日本独自のマーケティングの強みや施策が存在すると思います。

海外の情報を掴むことで日本市場のレベルや強みを把握することができるのではないかと思います。サッカーや野球などスポーツの世界でも同じことが言えると思います。三浦知良選手、中田英寿選手がセリエAに渡った時、野茂英雄選手、イチロー選手がメジャーリーグに加入したとき、日本人は皆、『日本のレベルが通用するのか?』そんな風に興奮したのではないでしょうか?

自分たちが本気で取り組んでいるビジネスレベルが海外と比べてどうなのか?通用するのか?違いがどこなのか?ここを意識し、自分たちの位置を把握できるようになることも英語をマスターする大きなメリットになります。

■メリット4:市場価値が高まる

少し前に話題になったホリエモンの多動力の中で、こんな内容があったことを記憶しています。

100万分の1の存在になるのは難しいが、100分の1を3つ組み合わせることで100万分の1の希少性の高い存在になれる

英語を習得するということもまさに同じことが言えると思います。ネイティブ、バイリンガル、語学留学、外国語大卒でもない限り、英語の世界でTOPクラスに立とうと思ったら、ねぎおのような凡人には難しいと思います。

しかし例えば、
・営業力
・WEBマーケティングのスキル
・英語力
それぞれで100分の1の力をつけて、組みわせることができれば市場価値をグッと高めることができると思います。目の前で取り組んできたビジネスのスキルに、+αで英語力を組み合わせることで可能性がさらに広がっていくと考えています。

転職、昇進、昇給などを目的に英語をマスターするというのも少し違和感がありますが、英語を今のスキルに融合させることによって見えてくる世界は変わってくると思います。

■英語ができるってどんな状態?

ねぎお自身も3年半の英語学習の中で、なぜ多くの日本人は英語が話すことができないのか?ここに関しては何度も考えてきました。
そこには英語が話せない日本人の大きな誤解があるという結論に至りました。

その誤解というのは
・英語が話せる
・英語が話せない
この2択で考えてしまっているということです。

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話せる、話せないの間には大きな壁があり、あちら側がこちら側で考えてしまうのです。何年も英語を勉強しているにも関わらず、”英語がしゃべれない”、”少ししか話せない”こう答える人が多いと思います。

何をもって英語が話せるのか?ここの定義が曖昧だったり、ハードルが高過ぎたりすることが英語を話せない状態に追い込んでしまっている誤解だと思います。

かく言うねぎおも同じ誤解を抱き続けてきたのですが、ある驚愕の事実を知ってから考え方が180度変わりました。

それは、「非ネイティブ英語人口の方が、ネイティブ英語人口よりも圧倒的に多い」という事実です。

非ネイティブ英語人口とはいわゆる英語を母国語にしない国(日本、インド、韓国、中国、イタリア、ドイツなど)の英語が話せる人口。一方、ネイティブ英語人口はその名の通りネイティブ(アメリカ、イギリス、オーストラリア、南アフリカ)の人口です。

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この人口の割合は、
・非ネイティブ英語人口:13.6億人
・ネイティブ英語人口:3.9億人
だそうです。

この事実を目の当たりにした時、ネイティブみたいに話さなければいけないという幻想は吹き飛びました。英語は圧倒的に非ネイティブ人が主体で使っている言語なのです。

なので、LとRの発音違いとか、イントネーションだとか、aとtheの使い分けだとか、そんな細かいことを気にする必要はないのです。英語=ネイティブのようになる、こんな誤解を解いて、ツールだと思うことが大切だと思います。

英語ができる状態、これは人それぞれでOKで、自分の目的にあった英語の使い方ができれば1つのゴールだと思います。大学受験や資格勉強の認識が強いとなかなか英語を勉強する重い腰が上がらないと思います。

あくまでも英語は手段、ツールだと考えると何をしたいのか?によって英語ができる状態も異なれば、勉強方法も違ってくれると思います。


■まとめ

WEBマーケティングの世界で英語は必要か?というテーマで書いてきました。さて大人になってから勉強をする、これは時間的にも体力的にも本当に大変なことだと思います。

一方で、人生100年時代、一生勉強しなくてはいけないという風潮もあります。しかし義務感や根性では新しいことやしんどいことは継続できないと思います。


また大人になって何かを始めるということはそれ自体に崇高な目的やゴールなどがないケースも多いと思います。

ねぎお自身、今でもサッカーを本気でやっていますが、プロになれるわけでも、高校サッカーの監督になって全国大会を目指すわけでもありません。英語だって同じです、海外進出してアメリカに支店をオープンさせたいとか5年後グローバル企業を目指すとかそんな崇高な目的に上に、英語学習はありません。

だた崇高な目的がなければ、学ぶことに意味がないかといえば、それは違うと考えています。そんなものがなくても自ら学び、自らを高める行為自体が自己肯定感を高め、人生の質(QOL)を高める原動力になると考えています。

3年半の英語学習で英語に対するアレルギーがなくなりました。オンライン英会話を通じて80か国の人に触れ合えることができました。相変わらず、発音はひどいし、文法もひどいものですが、日々自分進化を楽しめていることが大切だと感じます。

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いくつになっても何か新しいことに挑戦すること素晴らしいことだと思います。ねぎおの口癖に『とりあえずやってみれば0回答はない』というものがあります。挑戦すれば、失敗であれ、成功であれ、そこから必ず学びや気づきがあるという意味で使っています。

2021年も始まったばかり、皆さんが何かのチャレンジするきっかけになれば嬉しく思います。



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