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新酒、新酒、新酒🍶

「途中下車の旅」

なんか、テレビ番組であったよね?
そんな旅を面白がって、楽しんでいた時期があった。その時に見つけた埼玉小川町の酒蔵に隣接したお食事処「自然処 玉井屋」さん。

古民家のお店の雰囲気と、
粕漬けのシャケと、デザートの酒粕のブラマンジェが美味しくて(お酒も飲めるのはもちろん)で、わざわざ小川町に足を運ぶ事度々、お気に入りのお店だったのだが、流行り病があり、ちょっと遠のいていた。


春!新酒が出るこの時期は、魂が欲するのか、

「酒蔵のシャケの粕漬けが食べたい〜」

と毎日、仕事仲間に
この酒蔵のシャケの粕漬けの美味しさを熱弁している。
(仕事仲間はうるさい!と思っていると思う)

やらなければいけない事がいろいろ溜まっているのだが、
今日も天気がよく、そして風が無くて暖かい、青い空が広がっていて、私を呼んでいる。

仕込んでいたマーマレードジャムを作り終えてから、電車に乗って小川町へ向かうことにした。

煮込みます、マーマレードジャム


甘さ控えめ、大人のマーマレードジャム



東武東上線小川町駅から歩く事10分程で玉井屋さんはある。(青雲酒造)

お昼時とあって、店内は満員だ。
少し待ってからお座敷席に案内された。
月御膳1980円を注文する(メインが豚か鶏かシャケの粕漬けから選べる、シャケを選んだ)

地元小川町の自然野菜のお惣菜がカウンターに並ぶ。こちらは自由にとって食べられる。

そして運ばれてくる食前酒。今日の食前酒は「搾りたて生原酒」

地元野菜のお惣菜、どれも日本酒とあう
山東菜の煮浸し、にんじんとイカの和物、なます


日本酒飲み比べセットと飛竜頭、飛竜頭がふわふわでクリーミーで美味しい


シャケの粕漬けととろろのご飯

御膳が運ばれて来た。
まず一口、シャケをいただく。そうそうこの味、濃厚なシャケの旨み、しょっぱすぎない、むしろ甘みのある酒粕の香り、美味しい。お酒も進む。

新酒が出るこの時期にくると、お酒のメニューに濁り酒があった。濁り酒好きな私は、ここに来るといつも濁り酒を頂いていたのだが、何年か来ないうちに、作らなくなったそうで、メニューにはなかった。

お酒の味も変わった。もっとガツンとした辛口のお酒を揃えていたが、純米吟醸も純米大吟醸もフルーティーで華やかな女性好みの味に仕上がっている。だからと言って甘くはなく、食事にもあう辛口だ。

食後のデザート、酒粕のブラマンジェ
純米大吟醸をグラスでいただきながら

多くのお店が流行り病の後、無くなってしまったり、形態が変わってしまったりしているが、ここは変わらず、この場所にあって、変わらない味を提供していて嬉しかった、美味しかった、酔い心地も気持ちいい。

店内はおばあちゃん家みたい

さぁて、
埼玉の小川町にはもう一つ酒蔵がある。
歩いて2〜30分、酔い覚ましに歩いて向かいましょう。

良い景色、いい天気、気持ちいい
今度はこの辺の山も歩きたい
川にはカモがいっぱい
素敵な古民家がたくさんある。家並みを見ているだけで飽きない。


帝松というお酒を作ってる松岡醸造さん
こちらも近年レストランが出来た様だ
今日はお休みだった
ここでも飲み比べ、右側が全国日本酒鑑評会で金賞を取ったお酒、濃い!うまい
硬度が高いが鉄分は少ない帝松の仕込み水、この水で帝松独特の旨みのあるお酒になるそう。甘みのある美味しい水だった

今日訪問した青雲酒造さんと、帝松の松岡醸造さんは全国日本酒鑑評会で令和5年度どちらも入賞している。帝松は金賞を受賞🥇
毎年2月の最終日曜日には酒蔵まつりが行われる。無料のシャトルバスが2つの酒蔵を行き交い、この2つの酒蔵以外に小川町のワイナリーとクラフトビールが楽しめるイベントだ。
帰りに和菓子屋さんでおまんじゅうを買ったら、どこから歩いて来たのか?とおじさんが話しかけてくる。

「帝松さんから歩いてきましたー」

と言ったら、

「一杯やって来たのかい?」

と、手でくいっと飲むマネをしながらおじさんが言う。
そして、23日には酒蔵まつりがあるのに、もったいなかったなぁー、と。

今度の日曜日、酒蔵まつり

過去の酒蔵まつりでは、帝松さんに7500人が集まったとホームページに掲載されていた。

いいんです、人混みが苦手なので
あー、でも小川町のクラフトビールも気になるなぁ💕

日本酒じゃ無くて、酒粕を買ってくるって‼️


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