浜学園、日能研、サピックスの3連続模試
関西在住の我が家の娘は9歳 (小3・新小4)、現在サピックスに通塾中です。
先週末は以下の試験を受験、感想を日記に綴ります。
1月12日(日) 10時00分〜 日能研全国テスト (国語・算数)
1月12日(日) 12時30分〜 浜学園公開学力テスト (国語・算数)
1月13日(祝) SAPIX新学年組み分けテスト 内部試験 (国語・算数)
試験の問題を解いた感じの難易度を星で示してみます。
(今回の模試に限ります、あくまで体感。)
日能研 ★★★★★★☆☆☆☆ (満点を目指す感じでいける!)
浜学園 ★★★★★★★★☆☆ (基本と応用のバランスも良い、良問に感動)
SAPIX ★★★★★★★★★☆ (満点とれる子いるの?逆に面白い!)
日能研全国テスト (新4年・現小3)
1月12日の午前の部を受験。
日本語以外の言葉を話す受験生もちらほら。
試験中は保護者は別室で説明会に参加できますが、帰宅されていた方もそこそこいらっしゃいましたので、その方達はすでにどこかの塾に通塾されているのだと思いました。試験中、私たちは次の浜学園の試験に備えて喫茶店で待機していました。
日能研全国テストの試験の難易度は、他の塾の試験と比較して優しい印象。
娘が言うには、日能研は「勉強が好きになる・試験が好きになる問題」とのこと。
「解けるのが楽しい、満点を目指せる!」と、子どものモチベUPにもなるそうです。
そんな日能研の国語は「ライオンの赤ちゃんの名前」と「カプセルトイ」がテーマのお話し。日能研の国語は、小3の子どもが飽きないテーマをお題にして、子ども達が食いついてくれるように工夫されて作られている印象があります。
さらに記述問題もきちんとあり、子ども達に「なぜそう考えましたか?」を問い、その答えを書いてもらう問題がとても素晴らしいと思います。
算数は、基礎問題をしっかり出されていて、満点を目指してほしい所です。
文章問題も身近なものをテーマにされていて、理解しやすいように工夫されていて好印象ですし、子ども達への愛情を感じます。
(日能研の試験結果は上出来。「日能研への入室資格があります」という紙は、昨年いただいたことがありましたが、今回も問題なさそうでした。)
日能研の試験をうけた後、浜学園の試験までの休憩時間は約20分。
試験を終えた娘を迎えに行き、サンドイッチを食べてすぐに浜学園に移動しました。
浜学園 第622回 公開学力テスト (新4年・現小3)
日能研の次、浜学園までは徒歩で移動。
現地では浜学園の生徒の多さに驚きました。200〜300人くらいいたのかな。人数が多く迫力が。
浜学園の浜学園公開学力テストは基礎問題と応用のバランスもよく、良問をしっかり出されていて、特に国語は素晴らしかったです。
国語は「幸せ」がテーマ。
幸せとは、その人にとって望ましいことで、こうすると幸せという形あるものではない。幸せを見つけるには自分を知ること。自分はどんな人で、何が一番好きで、どうなりたいのか。苦手なことは何か。
自分自身の感情や心と向き合うように、という感じのお話しです。
こんな素晴らしいお話しを、今この4年になろうとするタイミングで出題されるとはー
先生の願いとメッセージが込められた問題に私はウルっときました。
娘はこの試験の後、「ママ、ママ!とても良い問題だった!幸せについての話しだったよ!」と嬉しそうに語っていました。
浜学園の先生のメッセージ、娘はきちんと受け取ったようです。
浜学園の算数は希学園の試験と傾向が似ているように見えました。
傾向は、「基礎問題を数多く(大量に)こなして経験値を積んでいること」と、
「それらが90点〜満点であること」、「計算スピード」この3点を押さえつつ、後半の問題をいくつか正解して偏差値50といったところでしょうか。
浜学園の生徒さんはみなさんとてもレベルが高いと思います。
もしも娘がSAPIXではなく浜学園にいたとしたらー
ついていくだけでも必死になる姿は容易に想像できます。
それくらいみなさん優秀です。
そして浜学園の試験から4日後、浜学園さんから「公開学力テストは入塾試験も兼ねていまして、娘さんは合格されています。素晴らしいですね。おめでとうございます。」とお電話をいただきました。
SAPIX 組み分けテスト (新4年・現小3)
日能研と浜学園の試験をうけた翌日ー
午後からサピックスの組み分けテストがありました。
我が家にとってはこちらが本番の試験です。
せめて午前中はゆっくり休んでいてほしかったものの、家から遠い公園に遊びに行くと言い出し、サッカーやフリスビーをして遊び、さらに公園の遊具でしてヘトヘトになるまで遊び、午後からサピックスに向かい試験を受けました。子どもの体力に驚きます。
そんなサピックスの問題は、いつも通りクールな問題。
よく言うとクールですが・・・冷酷です。笑
SAPIXにはアドミッションポリシーは存在しないのかー
逆にそれが愛情なのかもしれませんが、一言でいうと無慈悲。笑
サピックスにいると、逆にそれが面白くなっている気がします。
「SAPIXの君達ならついて来れるだろう?」
そんな風に問われているというか、挑戦的というか、挑発的というか、好戦的というか、そんな印象があります。
子ども達は先生からの挑戦に果敢に挑戦するものの、これらの問いに親がついていけるのはいつ頃までか。
そんな未来を憐れむかのように、目を細めて遠くを見るような問題でした。
算数は、基礎問題を失点せずに解けたらOKなものの、"失点率が高い問題"を基礎問題に少しだけチラっ・・・チラっと混ぜてくるのがいつものサピックス流。
いつもの「基礎トレ」を毎日10問(10問では足らないな…3往復分くらい)をきちんとこなして、満点をとるのが必須です。
中盤の問題は点数をとれるところですが、後半の大問3、4、5は小3には結構厳しい問題。(大人でも普通に難しいです。)
とはいっても、SAPIXの生徒達は普段から「初見の難易度の高い問題にも、怖がらず、恐れず、怯まず、食いつくように!」と精神面も体力も行動力もトレーニングされています。
そんな子ども達は、RPGゲームのレイドボスに挑むように挑戦します。
そして必死に攻撃するもののHPが多くてなかなか倒せない。そんな問題に挑みます。(SAPIXのαや浜学園のVの子なら普通の問題なのかもですが…)
国語は漢字に「こまい」がでました。
普段出会わない漢字でしたが娘は「古米」と書いて正解。
他には、みやこの「都」が出題され「宮」と書いていました。
宮を書きたくなった気持ちはわかる。惜しい。
国語の長文は相変わらず長い・・・長いよ。
問題も長いし、本当に小3の問題でしょうか?と疑いたくなります。
それでも子ども達は、この長文を最後まで読んで質問に答えるその姿勢に感動します。
そんなサピックスの試験でも、満点に近い点数をとる子達はいるもので、
「普段何を食べて暮らしていますか?」
「普段、何をして過ごしていますか?」
と聞きたくなります。
このような試験でも満点近い点数を出せる子は、関東のα1に所属するであろう子達でしょうか。何がどう変化したらそうなれるのでしょうか。
関西のSAPIXも、男子生徒の5.5人に1人が灘中に進学しているので、これに慣れていくとそうなれるのでしょうか。
サピックスを面白く楽しんで攻略できる方法を模索したいところです。
解き直し
帰宅後、それぞれの問題と回答用紙と答えを確認し、間違えたところを解き直していくものの、SAPIXの問題は難問で娘に説明できずにいました。
そこでGoogleで検索したところ、問題を解いて解説してくださっているホームページを発見!
これが噂のコベツバさんか・・・
コベツバさんといえば、Xの #格付けミーム 中学受験編で見たことがある!
親塾の前のシーンで見たロゴがコベツバ!
サピックスの先輩達はみなさんどのようにしてテストの解き直しをされるのでしょうか。良い方法があれば教えてください…