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二狼-NIRO- 純米大吟醸 愛知県

sakuraSAKE代表のまあさです。今回は、丸石醸造さんの二兎の兄弟酒?の二狼のご紹介です。

基本情報

  • 杜氏

    • 丸石醸造株式会社

  • スペック

    • 原料米:愛山 100%

    • 精米歩合:80%

    • アルコール分:15%

    • 日本酒度:不記

丸石醸造株式会社さんについて

丸石醸造さんは、愛知県岡崎市に元禄3年(1690年)創業と江戸時代前期から330年以上も続く老舗の酒蔵さんです。
明治に入ってからは事業の多角化を推進し、焼酎・みりん・味噌のような食品だけでなく、木綿業や銀行業にまで手を伸ばし事業は大きく拡大したようです。しかしながら、太平洋戦争による空襲で蔵の多くを失ってしまいました。戦後、復興の中で祖業である日本酒づくりを再開し、今に至っているようです。

酸味や苦味がすごく強い
喉の奥で濃い味を感じる
後味の余韻も強くて、あー、大人になったなーって感じる
すごいよいがまわりそう
飲んでるより、飲み込まれてる感じ
でも、負けない
飲む
飲まれる
止まらない
飲まれてる

二兎について

「二兎追うものしか、二兎を得ず」と言う、事業を多角化させて拡大させてきた丸石醸造さんらしいコンセプトで、2015年に生み出された新しい銘柄です。
「味と香」、「酸と旨」、「重と軽」、「甘と辛」、「入りと後味」、「複雑と綺麗」
二律相反するコトガラを最高のバランス・味わいになるように作られているようです。

今回いただいた二狼は、「兎の皮を被った狼が、兎に代わり日本酒を作る」と言うコンセプトで、超低精白=磨き80%と心白の中心まで削りあげて、愛山の良さを最大限に引き出した日本酒です。

飲んでまず感じるのが、圧倒的な酸味と苦味。
喉の奥で、ものすごく濃く複雑な味を感じます。
後味もスッと抜けると言うのとは対極で、これでもかというくらい喉の奥に味が残り、飲んだ後も非常に主張が強い日本酒。
サラッと水のように飲める、食事を邪魔しない、なんてヤワなこと言う気は全くないという意気込みがすごい。
もう、この日本酒に真剣に向き合って飲まざるを得ないという感じ。

飲んでいると言うよりも、飲みこまれている感じ。
戦う。
でも、負ける、飲まれる。
負けない。
そんな日本酒。

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