私の恋愛日記15諦め

トーマさんは玄関越しにユキナさんと何か口論している

私は隠れる場所が無いか探していた
・クローゼット・
行けっ

トーマさんの言葉も聞かずにズカズカ入り込んでくるユキナさん
ユキナ「……誰も居ない」
トーマさんはちょっと不思議な顔をしていた
ユキナ「玄関にパンプス。2つのマグカップ」

やはり女の勘は凄い

ユキナさんは色々な所を開けている

私「見つかる~」
……と思った瞬間
トーマさんがユキナさんにキスをした

ショックだった
探させないようにする為のご機嫌取りなのは分かっている
でも、目の前で見てしまうのとは訳が違う

ユキナ「トーマ。早く結婚しよう?」

私「分かってはいたけど……やっぱりか。」
一人言が多くなる

トーマさんは何も言わずユキナさんを抱きしめていた

もう駄目だ
見ていられない
でも、出れない……

トーマさんはユキナさんに買い物を頼んだ
わざとだろう
ユキナさんはご機嫌で買い物に行った

私はクローゼットから飛び出し

そのまま ハダシのまま走って家を出た

トーマさんからの着信がずっと続いている
*何故パンプスを履かなかったのかは、もうすでにユキナさんに見られているからだ
無くなっていたらおかしいだろう?

オトナは怖い
でも私が今までやってきた事より全然マシだ。

過去の記憶が蘇る

普通、女の子はここで泣くんだろうなぁ…
私はおかしいのかな?
トーマさんとはちょっとしか居なかったのに
とてもショックだ

次の日の出社で私は覚悟を決めた

続く

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