【官能エッセイ】と或るおとなのおもちゃ屋さんのお仕事 第11話
第11話 ネタバラシ
※体験談に基づいて構成されていますが、実在の人物や団体などとは
一切関係ありません。
自動ドアを出て向かいの自販機の脇を左に折れる。
国道を背にしばらく歩くとT字路の角に暖簾と明かりが見えた。
あそこがイソの言っていたラーメン屋だろう。この周辺はちょっとした歓楽街なのだが1本入った路地ということと、時間的にもほとんどの店の電気は消えていた。人通りも疎らだ。
気まずさも手伝ってろくに会話もせず、すたすたと目的地に向かっているといきなり強く手を握られ、