西穂高独標(2701m)
2023年7月31日〜8月1日
上高地〜西穂山荘〜丸山〜西穂独標
実は夏休み初日、近くの低山に次男と行った。
けれど、熊注意のポスターや目撃情報(しかも駐車場で襲われたとのこと涙)、更には特大の熊除けベルが何箇所も…
山に行けばどこでも熊情報はあるけれど、ここまであるのは、、、
不気味に思い20分で撤退していた。
それ以来熊がこわい…
だけど、最近瞑想していて「体の痛みを認識できるなら、体は私じゃない?」と思い始め、
「熊に食べられたとしても必然では?」なんて思うようになってきた。
夫に「奥さんが熊と格闘して死んだなんて、一生自慢できるでしょ?」なんて大笑いしてみたり。
ま、要は山へ行きたいだけなのだけれども。
今夏は新穂高ロープウェイがメンテナンスで休止とのことで、人が少ないかも!と目論み、上高地から歩くルートで西穂山荘〜独標を目指す。
初の山小屋宿泊。ドキドキ…
前回の木曽駒ヶ岳の教訓を生かして3時起床。
あれ?人いない〜!!30分に1本しかないバスにすぐに乗れてラッキー!
お天氣もバッチリ!
氣分よく出発したわりに、、湿度が高くすぐ疲れてしまい、、息が上がる。。
まだ登山口から40分も歩いてないのにゼーゼー。
リュックを置いて座り込んで休憩。
しばらくすると、すごくゆっくりのご年配の方が通り過ぎて行った。
すごくゆっくりなのに着実に登って高度を稼いでいる。
なるほど。
ゆっくりゆっくり普通の呼吸が乱れないペースで歩くと全然疲れない。
歩き方でこんなに疲れ方が違うなんて!
とても勉強になりました。
こちらの紳士も同じ小屋に宿泊とのことで、夕食までの待ち時間に山を始めたきっかけやこれまでどこに行ったとか、おすすめの山をじっくりお話できて、とても楽しかった。
小屋までの3時間はこれまでのどのルートよりしんどかった。
でも登山道はしっかり整備されているので安全。
西穂山荘名物の高山ラーメンを食べて、ヒマだったので、明日行く丸山へ偵察。
晴れ渡る稜線の上はもう、ほんと素晴らしい世界だった。
宿泊するお部屋は笠ヶ岳がよく見えるお部屋。
そこで一緒になった方が、ヨガの先生兼染色家という素敵な方で、無駄に早起きしてしまったわたしとおしゃべりを付き合ってくださって、優しかった。
「ではお互い氣をつけて。」
と出発しようとしたら、救助のヘリが来るので小屋で待機か走って登ってと鬼気迫る感じで言われ、走って出発😂
丸山の手前で大きい岩の影でガスが晴れるのを待ちながら朝のお弁当を食べていたら、目の前にヘリがっ!!
岩の影で丸まって座ってなんていたらわたしが救助されちゃうかも!と慌てて元氣ですアピール。
そこへ先ほどの同室の方も走って登ってこられて、一緒におしゃべりしながら登った。二人で登る楽しさ♫
ヨガをされているので、瞑想の話からやっぱりパートナーシップの話。
お互い、「初対面でこんな話ができるなんて!」と驚きながらも色々語った。
そうこうしているうちに独標手前の難所に差しかかり、、先に登ってルートを示してくださるからなんとか登れたけれど、珍しく足はすくむし、氣持ちも負けそうで、きっと一人きりでは登れなかった。
なんとか目標の独標へ到着😂
もー感動しかない。
けど、立つのも怖い。
先へ急ぐお姉さまとハグしてお別れ。しばらく彼女が進んで行くのを見守った。
で、わたし、こ、これひとりで下りるの?😭
しばらく丸くなって怖さと感動を味わって、いざ下山の覚悟をした。
ゆっくりゆっくり。
しばらくすると慣れてきて。
さらに高く遠くへ行きたくなる氣持ちがわかる氣がした。
上高地に到着する頃には、ふくらはぎがプルプルして転びそうなくらい足が疲れていた。
足湯に入って、子ども達にお土産を買って帰りました。
素敵なお二人との出会い♡♡
1日目 上高地〜西穂山荘〜丸山(3時間40分)
2日目 西穂山荘〜丸山〜独標〜丸山〜西穂山荘〜上高地(5時間)
【注意点】
・岩登りはグローブ必要。
・山小屋でサコッシュがあったらよかった。