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はじめての上高地

2023年7月5日 上高地〜岳沢小屋

いつもの珈琲屋さんに上高地バスツアーのチラシが。『山と渓谷 5月号』で上高地特集が。

「上高地に呼ばれてる?」

と思い、珈琲屋さんのお姉さんに聞いてみると、何のことはない、上高地が山開きのタイミングだった。

でも、とってもきれい!と聞いたので行きたくなり、しかも、ちょっと調べたら初心者でも登れそうなルートを見つけてしまったので、行くしかない!

家から車で3時間、そこからバスに乗って25分。
初心者ルートとはいえ、これまで登った距離の倍…行ける?

日帰りは無謀だと、ホテルを予約してみたら、めちゃくちゃ人氣みたいなのに、平日ポッカリ空いてる日が。
行くしかないよね😆

朝4時、夫が心配そうに起きてきて見送り。
今生の別れでもあるまいに…
超初心者コースなのに、登山計画書まで書かされた🫣

あいにくの雨予報。
予想より早く着いてラッキー!
降る前に登ってしまいたい!

今回初めて使うトレッキングポールが氣になって、足元を見たいのに、ポールを付くところばかりを見てしまい、若干酔ってきた…
熱中症みたいになってしまって、途中の風穴で休憩。天然クーラーは涼しすぎて冷たいくらいだった!

引き返そうかと思ったけれど、少しずつ開けてきた景色を見たら急に元氣が戻ってきて、ゴールを目指す。

急な坂を下から見上げる度に、これ登るのかぁ、とウンザリするのだけど笑
登っている途中でまだまだ登るぞー!となってくる。毎回。
この氣持ち、弓を引く人ならわかってくれると思う😆次は出来るかも!その次は出来るかも!!って。弓引きってドMだよね笑

岳沢小屋まで10区間に区切ってあって、登る際の目安になっている。
8〜9あたりはうんざりしていて、5でなかなかやるじゃんと自信がついて、3まできたら元氣そのもの。目印あるって大事ね笑

無事、岳沢小屋に到着。
名物のキーマカレーを食べて、バナナスムージーも飲んじゃった。
でもね、2000メートルなんだもの、寒くなってきて、滞在時間30分くらいで下山。

慣れてる人は下山がめちゃくちゃ速い!
15キロのリュックを背負って、滑るように半ば走って下りていく。砂利や石だらけの山道を!
かっこいい☺️✨

小屋で声かけてくれたおじさまが、わたしのペースは標準ぴったりと教えてくれた。

途中めまいがしたり、こまめに休憩とっても標準だったんだ。
下山時間も標準タイムで、自分で見込んでいたより2時間以上早く下りてきた。

まだまだいけるね😏

下山して上高地に戻った途端、雨が降ってきた。
セーフ!!

夜は、ロッジで梓川を眺めながら、今日行った岳沢小屋のちょうど上が舞台の小説『氷壁』を読みながら過ごそう。

贅沢な一日✨✨

以下、2024年11月27日追記↓↓

この日の朝、岳沢の登山道入口でカメラを持った年配の男性に声をかけられた。世間話をする中で、この方がわたしが惹かれた『山と渓谷 5月号』の表紙を撮られたとのこと。何も知らないわたしは、読者さんがたまたま採用されたくらいに思って「すごいですね〜!」なんて呑気に言った。帰宅して雑誌を見てみると、上高地を撮影し続けて何十年というベテランのカメラマンさんだった。あの時くださった彼の撮った写真の栞は、この号の読者プレゼントだった。

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