ぺこ&りゅうちぇるの離婚に見る夫婦の在り方
はじめに
桜音テルです。
ぺこ&りゅうちぇるが婚姻関係を解消し事実婚になるとして話題になっています。
ここでは、彼らの離婚について分析しながら、私達が目指していくべき夫婦像について考えていきたいと思います。
この記事では彼らの離婚について賛成、反対のいずれの立場もとらないこと、彼らの離婚そのものの妥当性に言及するのが目的ではないことにご留意ください。
離婚の理由
彼らの言葉をまとめると「りゅうちぇる側にあった、セックス(=生物的な性)を根拠としたプレッシャーとジェンダーの不一致が、自身の中で吸収できなくなった」ということでしょうか。
このプレッシャーの発生源はいくつかあると思います。1つずつ見ていきましょう。
自分自身のプレッシャー
男らしく生きていかなくちゃいけないという思い込みがあったとのこと。ぺこにとって素敵な"男性"であろうと無理が過ぎたのかもしれません。
世間からのプレッシャー
自分自身のプレッシャーは世間への発信によって世間まで騙してしまうことになったのでしょうか。
自分自身の無理のある思考が世間のイメージを作り、そのイメージを守るために更に無理をする。悪循環になってしまっていた可能性が考えられます。
奥様からのプレッシャー
ご本人のコメントを見る限り、彼のことは男性として見ていた可能性がありそうです。このことが「男性として」の振る舞いを求めていたのでしょうか。
様々な意見が飛び交っている
さて、皆さんは彼らの離婚について、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。
私がTwitterを見ていて特に多いなと感じた意見をいくつか取り上げたいと思います。
子供・妻に対して無責任
「結局男は逃げることができる」「ぺこに子供を押し付けた」という趣旨の意見ですね。
ご本人たちが「これからも一緒に暮らす」と言っています。それから、親権についての言及は見つけられませんでした。(執筆時点。既に公表されていましたら教えてください)
生活が変わらないのに「結婚」という形に拘る必要性について私は疑問(離婚したからといって逃げたとは言えない)です。
他方、性のズレを解消する手段は離婚しかなかったのか、という点についても議論の余地がありそうです。(著名人はここの解決が難しいと考えられます)
ファンに対して無責任
これまでりゅうちぇるは「夫の在り方」について多く発信してきました。ざっくり彼の発言をまとめると「男として与えられた義務は全うしつつ、最大限妻も支えるべき」ということだと思います。
それを実践していたら限界を迎えた、と。。。
「自分が言ったことが自分でできないのか」ということですよね。
「男として」何ができるかを発信していましたが、そもそも彼が男ではなかったということです。彼がよくある男なら難なくこなしていた?のかもしれません。ここはジェンダーマイノリティならではの難しさ、という可能性についても検証が必要かもしれませんね。
別の可能性として、彼が従前説いてきた「理想の男性」はそもそも実現が難しかった可能性があるのかもしれません。
例えば、彼の論で性別を入れ替えたら「男に家事・育児の負担を強いることなく、仕事も最低限こなすべき」などといった表現になるかと思います。結構大変ではないですか?
ただ、私から言わせてもらうと、シンパパ、シンママはこなしていることですので、甘えと言えば甘えでしょう。(やる義務のある暇そうな奴がいる、というのが2人ならではの怒りもあるかとは思いますが)
ファンとしては、彼の言葉を「パートナーを尊重するのは(性別問わず)大事」と捉えれば、発言と行動の乖離は多少埋まる気がします。
ぺこは納得している?
私としては、ここが最も重要なポイントだと思っています。ぺこは納得しているのか。本人のコメントからははっきりとは読み取れませんでしたが、正直「微妙」ですね。
ぺこは「隠し通してほしかった」という趣旨の発言もしております。しかし、ここでぺこを裏切らないということは、りゅうちぇるは自分を犠牲にし続けることと同義ということ踏まえると、どうすべきだったのか、私には結論が出せません。
私がりゅうちぇるの立場だったら同じことをすると思います。
ただ、一度打ち明けられてしまえば、疲れ果ててもなお戦い続けなければならない状況から解放してやりたい、という気持ちもあったでしょう。自分の気持ちとの闘いだったに違いありません。
本人たちが心から納得して選択した道であれば、私は応援したいのですが、今のところ本心がわからないこともあり、答えは「保留」にしたいと思います。
2人の何が問題だったのか
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