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発達障害ADHD×リラクゼーションセラピスト 日頃出てくるお悩みやライフハック "challenged" relaxation therapist

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  • ADHDのお悩み ライフハック

    生活面でのお悩みから気づきまで。

最近の記事

ADHD、占い(の一部)を捨てた

相手になぜか嫌われている?と感じたことのある人は 占いに傾倒しやすい性質を持っているのではないかというのが 私の偏見です。 子供の頃から、今の彼氏と付き合うようになるまで、 好きな人ができると決まって 切り抜きで作ったスクラップブックで調べて、 相手との相性を調べては連絡するタイミングを選んだり、 デートの日を決めたりして一喜一憂していました。 結果としては、いい相性でも最悪な終わり方をした恋愛もあれば、 最悪と呼ばれる相性でも、幸せで結婚を考えている今の彼との恋愛と ど

    • 平積みの原因は

      平積みの原因、それは、「見えない=無いかのように感じること」です。 Twitterでも発達障害をお持ちの方に同じ傾向を持つ方も多数おられました。 そう感じるのは、短期記憶の容量の小ささゆえかなと思います。 短期記憶が弱くても、記憶を定着させるにはどうすればいいか。 答えは一つ。反復です。 「繰り返し目に入る」環境づくりをして、体に覚えさせるのです。 その手段として無意識に、あるいは好奇心が次のものへ移った結果として、 私の部屋の中に出現する「平積み」ですが、 平積みはどう

      • 片づける物の量を減らしたい

        ADHDが愛情を壊す? 彼と繰り返し喧嘩した理由の一つが ADHDの特性である「片付けられないこと」でした。 それは、私が悪いんじゃない。ADHDが悪い。 と、半分くらいは障害のせいにしてます。 とはいえ彼と同居をしているので 否が応でも改善は求められますし、 私自身も改善を望んでいるので 機会があるごとに努力はしています。 ところで、みなさんは Twitterを利用していますか? 発達障害をお持ちの方にとっては、 匿名度の高いSNSは情報収集をするために 非常に便利な

        • ADHDの偏食物語【改善のヒント】

          前記事の続きです。 苦手な味覚:酸味、塩味 人生で一番嫌いな食べ物、それは漬物と酢の物です。最近は酢が健康にいいことも知り、自分のペースでトライアンドエラーを繰り返しながらレパートリーを増やしています。フルーツは未だに酸味が強いものが苦手ですが、酢の物の中でも、甘味を加えた「甘酸っぱい」であればいけるだとか、漬物でもダシの旨味を感じると美味しくいただけるとか。掛け合わせることで、お酢をつかった一品も、普段の食卓に並べられるようになってきました。 嫌いな食べ物:母方の煮物

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        • ADHDのお悩み ライフハック
          2本

        記事

          ADHDの偏食物語【大人になって自覚できたこと】

          ネットで検索をすると、近年は発達障害と偏食に関係があるとされているということがわかりました。また、偏食が好き嫌いではなく感覚過敏に近い特性によるものだということがわかってきているようですね。今日は私の偏食歴を振り返ってみます。 発達障害の当事者である私も、幼少期から大人になるまで、それはそれは好き嫌いに満ちた人生を歩んできました。私は、育ての親のことを今も憎んでいるのですが、正直、親の身からしてみれば目に見えない障害がどれほど大変なことだったか、想像に絶する辛さだったのだと

          ADHDの偏食物語【大人になって自覚できたこと】

          ボロ雑巾のような母親にはなりたくない 【荷物持ちはやめました】

          彼と喧嘩しました。 内容は家事分担についてです。 彼が、私を女性としてではなく、母親のように扱っていると感じたので掃除をして欲しいと話を持ちかけたのですが、「そういうことを言われたくない。」「自由にさせて欲しい。」と。 てめーの好きにさせてたら家はゴキブリ屋敷になるだろうがよ!! と、思うことのないように、できるだけ心を無にして過ごしています。 (私は私でADHDで家を私物でゴミ屋敷にしがちなのでそれはまた別の、そして重大な問題として取り上げます。) 元々私たちは好きな食

          ボロ雑巾のような母親にはなりたくない 【荷物持ちはやめました】

          子供が嘘をつくのは善悪の基準が「親が怒らないこと」だから

          子供の時、私は嘘つきでした。 私が親に嘘をつく理由。 それは、親に愛されたかったからです。 親から怒られる度に言われた言葉があります。 「親に恥をかかせないで!」 だから、親に恥ずかしい思いをさせることが 悪いことだと思って育ちました。 けれど、親が何を恥ずかしいと思うのかって 幼い子供の時にはわからないものです。 とにかく、自分のネガティブな気持ちや 自分がおかした失敗を正直に言えば、 怒られるに違いないと思うようになりました。 反対に、相手が求めている嘘を言えば、

          子供が嘘をつくのは善悪の基準が「親が怒らないこと」だから

          おもてなしに必要な物とは

          最近読んだ書籍の著者は花柳界の妻と、京都の芸妓を経験した方でした。 いずれも、おもてなしや作法について知りたくて購入したのですが、 読みながらふと気づいたことがあります。 それは、持ち物が多いことが「おもてなし」にはならないということです。 物の多さ、例えば私の部屋にたった今誰かを招待したとして、 テーブルにはマニキュアが3つ、テッシュ、リモコン、日焼け止め…が置かれているテーブルの前に座っていただくのは間違いなくもてなす行為からはかけ離れているでしょう。 私の中で、私が

          おもてなしに必要な物とは

          10年ぶりのマインドセット

          10年ぶりに自分の人生の指針を見直しています。 親から定型発達の人の「当たり前」を常に求められ続けられる関わりは、 ADHDの私にとって、条件付きの愛情を与えられることに他なりませんでした。 当たり前を満たさなければ愛されない。条件付きの愛情を受けてきた私は深く傷つき、 就職する時には、その反動で自分が信頼する特定の人に自分が欲しかった「無償の愛」を与えるために生きていこうと決めたのでした。 しかし、社会人生活の中では自分が思っている以上に自分の美学を貫くことは難しく、「

          10年ぶりのマインドセット

          ADHD中野信子さんの著書「毒親」を読む

          中野信子さんの「毒親」を読みました。 書店で手に取ったのは、私がADHDで、他でもない毒親からの精神的虐待サバイバーだからです。初めて「毒親」という言葉を聞いた時、私の心臓が爪で引っ掻かれたように痛みました。いじめられている時に「いじめ」という言葉を聞いた時と同じように。 私がADHDであることは、親との信頼関係が築けなかった理由としては十分だったと思います。幼少期から私は何かにつけ親から注意を受けていました。親として当然の内容だったのだろうとは思うのですが、私は注意散漫

          ADHD中野信子さんの著書「毒親」を読む

          【人財】は人の仕事に口を出さない

          本当に優秀でやさしい人は、 私と違って自分が置かれた境遇を 人や環境のせいにすることがありません。 私と違って忍耐力があり、凛として 悪態は心のうちに留めます。 失望されていたことに気づくのは 周囲に波風も立てずおだやかに 退職した後です。 「それさ、言わなかったの?今からでも言えば?」 「もういいよ。言う気もしない。だってそれでいいからそのままにされて来たんじゃん。自分以外は変えられないじゃん。」 他人と過去は変えられない 変えられるのは現在の自分だけ という言葉

          【人財】は人の仕事に口を出さない

          リラクゼーションは現代のお茶室

          ある秋、街の百貨店の入り口で、京都のお茶屋で働く友人とすれ違いました。 あれ、京都にいるはずでは?と目を疑ったのですが 連絡を入れると、確かにこの街にいると。 すぐに約束を取りつけ、紅茶の名店でお茶をしました。 かねてから、その友人にどうしても聞いてみたい事があったのです。 お茶の世界に心得のない私ですが、茶室には 地位の高い人も頭を低く下げて入室するということは知っています。 リラクゼーションにご来店されるお客様は皆 肩書きを脱ぎ、身内のしがらみもない 会

          リラクゼーションは現代のお茶室