本日の一曲 ハイドン・シリーズ 交響曲第39番 海の嵐 (Sinfonia No.39 "Tempesta di mar", 1765)
交響曲第39番の調性はト短調で、これまでで第26番に続いて2曲めの短調の交響曲になります。
短調の交響曲であるため、疾風怒濤時代の作曲とする説もありますし、4本のホルンが使われていることから、エステルハージ家副楽長時代の作曲とする説もあります。
交響曲第39番ト短調(Sinfonia No.39 g moll, Hob.I:39)
第1楽章 Allegro assai ト短調による楽章です。疾風怒濤時代と考えられる根拠となるロマンティックな音楽です。
第2楽章 Andante 弦楽合奏による長調の楽章です。
第3楽章 Menuet & Trio 再び短調に戻ります。ランニングベースの上でヴァイオリンとオーボエがユニゾンで歌います。トリオは長調でオーボエとホルンの出番です。
第4楽章 Finale. Allegro di molto ト短調の悲劇的な楽章です。この楽章の筆写譜に「嵐の海(Il mare turbito)」と書かれたものがあるそうです。
アンドレア・マルコン(Andrea Marcon)さん指揮ケルンWDR交響楽団による演奏です。
(by R)
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