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本日の一曲 vol.494 ジョン・レノン あいすません (John Lennon: Aisumasen, 2024)
2024年10月、ジョン・レノンさんとオノ・ヨーコさんのご子息ショーン・オノ・レノン(Sean Ono Lennon)さんのプロデュースにより、アルバム「マインド・ゲームス:メディテーション・ミックス(Mind Games: Meditation Mixes)」がリリースされました。
このアルバムは、ショーンさんが「瞑想」用の音楽を演奏したものなのですが、1973年にリリースされたアルバム「マインド・ゲームス(Mind Games)」でのジョン・レノンさんの歌声の音源が一部使用されたものです。アルバム全体が「瞑想」用になっていますので、お楽しみになってみてください。アルバムのプレイリストです。
さて、このアルバムに先行して、アルティメイト・コレクションとして、「マインド・ゲームス」のいくつかのミックスがリリースされました。
ショーンさんによると、「マインド・ゲームス」は全曲がジョン・レノンさんからオノ・ヨーコさんへのラブソングだということだそうです。
そして、今回のいくつかのミックスの中に「ロー・スタジオ・ミックス(The Raw Studio Mixes)」というものがあり、これは、おそらくオーバーダビングを重ねる前の、ほぼボーカル、ギター、キーボード、ベース、ドラムからなるシンプルなテイクになっています。アルバム「ジョンの魂(John Lennon / Plastic Ono Band, 1970)」のような雰囲気になっており、ジョン・レノンさんの直接の肉声が伝わってくるような気がします。
オリジナルの「マインド・ゲームス」のプロデュースは、それまで共同でプロデュースをしていたフィル・スペクター(Phil Spector)さんが外れ、ジョン・レノンさん単独になったのですが、ジョン・レノンさんがサービス精神からいろいろやってはくれたものの、結局、裏目に出てしまったのかなと思います。
この約1年後にリリースされるアルバム「心の壁、愛の橋(Walls And Bridges)」も、ジョン・レノンさん単独プロデュースなので、もし「ロー・スタジオ・ミックス」があるのなら、聴いてみたい気がします。
ジョン・レノンさんがヨーコさんに謝っている「あいすません」です。
「ロー・スタジオ・ミックス」のアルバムのプレイリストです。
音盤案内です。
(by R)
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