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本日の一曲 vol.461 マイ・ブラディ・ヴァレンタイン ホエン・ユー・スリープ (My Bloody Valentine: When You Sleep, 1991)
シューゲイザーと呼ばれる音楽があります。「靴を見つめる人」という意味ですが、ライヴでギタリストが足元のエフェクターを操作するため足元ばかりを見ていることから、ある意味、シニカルに付けられた名前です。
ひとまず、シューゲイザーの代名詞である「マイブラ」、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの「オンリー・シャロー(Only Shallow)」をお聴きになってみてください。
音が割れた轟音、もはやノイズに聞こえるギターの音の上に、何を歌っているのか分からない女声が聞こえてきます。このギターの音を出す意図は、「ピアノ弾き」さんのnoteの記事に詳しくあります。
「マイブラ」のギタリストであるケヴィン・シールズ(Kevin Shields, 1963年5月21日生)さんは、「10代の頃はベッドに寝そべりパンク・ロックを聴いてウトウトするのが趣味だった」ということですから、ケヴィンさんにとって、轟音、あるいはノイズは、「音楽」を構成する美しい「音」として認識していたのだと思います。そして、この轟音が美しい「音」であると認識する人が一定数存在したので、「シューゲイザー」というジャンルが成立したのでしょう。
マイブラにはまさに「ホエン・ユー・スリープ」という曲もあります。
そして、シューゲイザーの名盤「愛なき世界(Loveless, 1991)」のプレイリストです。
オールド・ファンからすると、シューゲイザーを聴いているとどうしても思い出してしまうのが、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)の「シスター・レイ(Sister Ray, 1968)」です。このギターは、最初聴いた時は単にヘタクソなのかと思わせるものでした。
ところで、ケヴィンさんが使っているギターは、それまではギタリストたちがあまりつかってこなかったフェンダー社製の「ジャズマスター」というギターです。
ケヴィンさんが使ったためにジャズマスターのファンも増えたような気がします。noteでも「あまざけ@としけば!」さんの記事がありましたので、ご覧ください。
(by R)
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