本日の一曲 vol.529 マイケル・ジャクソン:フォーエバー (Michael Jackson: We've Got Forever, 1975)
1975年1月にモータウンからリリースされたアルバム「フォーエバー・マイケル(Forever, Michael)」は、マイケル・ジャクソン(Michael Jackson, 1958年8月29日生~2009年6月25日没)さんが16歳の時の作品で、モータウン時代最後のソロ・アルバムになります。マイケルさんがジャクソン5(The Jackson Five)のリードシンガーとして活躍し、ちょうど変声期を迎えた直後の作品です。
このアルバムの中から1曲、バラードの「フォーエバー」です。ソングライティングは、エリオット・ウィレンスキー(Elliot Willensky, 1943年生~2010年3月29日没)さんとマック・デイヴィッド(Mack David, 1912年7月5日生~1993年12月30日生)です。
このアルバムをリリースした後、ジャクソン5は、1975年にモータウン・レコードからエピック・レコードに移籍し、マイケルさんがアルバム「オフ・ザ・ウォール(Off The Wall)」をリリースするのが1979年、アルバム「スリラー(Thriller)」が1982年になるのですが、このアルバム「フォーエバー・マイケル」をお聴きになって、数年後に20世紀の歴史に残る最大のヒット・アルバムをリリースすることになるということを予想できますでしょうか。
ちなみに、アルバム「オフ・ザ・ウォール」のヒットの後、モータウンはこのアルバムから「想い出の一日(One Day In Your Life)」をシングル・カットして、この曲もヒットすることなるのですが、マイケルさん自身がその後のコンサートでこの曲を取り上げたことはほぼなかったと思います。また、この「フォーエバー・マイケル」というアルバム自体に対するマイケルさん自身の評価も低かったようです。
そんなアルバムですが、マイケルさんの変声期に思いを馳せてお聴きになるのもまたよろしいかと思います。アルバムのプレイリストと音盤案内です。
「スリラー」については、一度ご紹介したことがありましたので、こちらもご覧ください。
(by R)