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本日の一曲 vol.133 ウッディ・ハーマンと彼のオーケストラ ウッドチョッパーズ・ボール (Woody Herman and his Orchestra: Woodchopper's Ball, 1938)
ウッディ・ハーマンさんは、1913年生まれのアメリカのジャズ・クラリネット奏者で、彼のビッグ・バンドのリーダーです。彼のバンドは、「ザ・ハード(The Herd)」と呼ばれていました。彼らの曲で、1938年、日本では昭和13年に録音された「ウッドチョッパーズ・ボール(木こりの舞踏会)」を紹介します。この曲のレコードは、当時100万枚を売り上げたそうです!1938年は、ウッディさんが25歳くらいになりますね。
彼のバンドの1964年ころの映像です。
この曲を1968年にイギリスのバンド、テン・イヤーズ・アフター(Ten Years After)が「Undead」というライブ・アルバムでカバーしました。テン・イヤーズ・アフターは、1969年のウッドストックで日本でも有名になったと思いますが、ウッドストックをきっかけに、テン・イヤーズ・アフターのギタリストのアルヴィン・リー(Alvin Lee)さんのプレイが有名になり、「Undead」に「ウッドチョッパーズ・ボール」というすごい曲があるぞ、ということで当時の若い世代にも知られるようになったと思います。
このプレイを高中正義さんが耳コピ(当時はコピー譜などはなかったと思います)で完コピしたという話は、有名な話かと思います。高中さんは、2014年には、この曲を題名にしたアルバムをリリースし、その深い思い入れのほどがうかがわれます。
テン・イヤーズ・アフターについては、前に一度取り上げましたので、こちらもご覧になっていただけると嬉しいです。
(by R)
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