本日の一曲 vol.129 グレン・グールド ブラームス 間奏曲集 (Glenn Gould: Brahms: 10 Intermezzi, 1961)
グレン・グールドさんについては、以前、ゴルトベルク変奏曲でご紹介しました。
本日は、グレンさんの演奏で、ブラームスの間奏曲集を紹介します。このアルバムは1961年にリリースされたもので、ここに収められた間奏曲は、以下の5つの作品からになります。
8つのピアノ小品 Op.76(1879)から、6番と7番の間奏曲。
7つの幻想曲集 Op.116(1892)から、4番の間奏曲。
3つの間奏曲 Op.117(1892)から、3曲。
6つの小品 Op.118(1893)から、1番、2番、6番の間奏曲
4つの小品 Op.119(1893)から、1番の間奏曲
アルバムは、Op.117の1曲目から始まるのですが、なんとまあ静謐な音楽でしょうか。それがグレンさんの演奏によるものなのか、ブラームスさんの最晩年の曲だからなのか分かりませんが、音が鳴っているのに、しかもピアノという打楽器なのに、静けさを感じます。この録音当時、グレンさんはアラサー、作曲当時、ブラームスさんはアラ還です。
しかし、他の人の演奏も聴いてみると、グールドさんの演奏とはまた違った感じがします。たとえばヴァレリー・アファナシェフ(Valery Afanassiev)さんやイーヴォ・ポゴレリチ(Ivo Pogorelich)さんの演奏など。
(by R)
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