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本日の一曲 vol.314 クライバーのカルメン (Georges Bizet: Carmen, 1875. cond. Carlos Kleiber, 1978)

1978年12月にウィーン国立歌劇場で上演されたビゼー作曲の「カルメン」です。20世紀に残された最高のオペラ遺産です。約2時間34分の長丁場ですが、実際のオペラを鑑賞するように幕間に休憩を入れてご覧になるとちょうどよいかと思います。

序曲からして「闘牛士のテーマ」から始まりますので、どなたでもご存知のメロディーから始まり、難しい曲は一切なく、親しみやすく、かつ、ドラマチックな進行で最後まで突き進みます。

ざっくりとしたあらすじは、盗賊の魔性の女カルメンに振り回されてしまった兵隊ドン・ホセさんの悲劇です。アイキャッチ画像にある右の女性がカルメン、左の男性がドン・ホセです。

オーケストラは、カルロス・クライバーさん指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団、合唱団は、ウィーン国立歌劇場合唱団とウィーン少年合唱団、カルメン役のメゾ・ソプラノは、エレーナ・オブラスツォワ(Elena Obraztsova)さん、ドン・ホセ役のテノールはプラシド・ドミンゴ(Plácido Domingo)さん、エスカミーリョ役のバリトンはユーリ・マズロク(Yuri Mazurok)さん、ミカエラ役のソプラノはイソベル・ブキャナン(Isobel Buchanan)さんほかです。演出は、フランコ・ゼッフィレッリ(Franco Zeffirelli)さんです。カメラワークも大変良かったと思います。ただ、この音源がCDとして発売されなかったのは、途中雑音が入ったからという話を聞いたことがあります。

(by R)

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