本日の一曲 vol.261 スリー・ドッグ・ナイト 喜びの世界 (Three Dog Night: Joy To The World, 1971)
スリー・ドッグ・ナイトは、ちょっと変わったバンドで、一応、アメリカのロック・バンドとされており、ヴォーカルは、ダニー・ハットン(Danny Hutton, 1942-)さん、チャック・ネグロン(Chuck Negron, 1942-)さん、コリー・ウェルズ(Cory Wells, 1941-2015)さんの3人で、演奏する曲は、この3人がめいめいに気に入った他人の曲を持ち寄り、それをバンドで歌って演奏するというスタイルでした。本日ご紹介する曲などは、1971年に全米1位になった曲であり、この前年にも「ママ・トールド・ミー(Mama Told Me)」という全米1位のヒットを飛ばしています。
「喜びの世界(Joy To The World)」は、オリジナルはホイト・アクストン(Hoyt Axton, 1938-1999)さんの曲でした。ホイト・アクストンさんの音楽は、カントリー・ミュージックでした。
これをチャック・ネグロンさんが発掘してきて、ヒットさせたということになります。
テレビ局で収録されたライブです。
一方、ホイト・アクストンさんは、リンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)さんとのデュエット(「さよなら、キャロライナ(When The Morning Comes)」や「冬のライオン(Lion In Winter)」)や、リンゴ・スター(Ringo Starr)さんへ「ノー・ノー・ソング(No No Song)」を提供したり(ビルボード・チャートでは3位!)、俳優として活躍したりするようになりました。俳優としては1984年の「グレムリン」でのビリーの父親役、1989年の「俺たちは天使じゃない」での神父役などがあります。
1970年のNo.1ヒット曲「ママ・トールド・ミー」は、ランディ・ニューマン(Randy Newman)さんの曲がオリジナルです。
これをコリー・ウェルズさんが発掘してきて歌ってヒットさせたということになります。
そして、ランディ・ニューマンさんの代表作としては、1995年公開のピクシー映画「トイ・ストーリー」の主題歌「君はともだち(You've Got A Friend In Me)」をあげておきましょう。
日本では、ダイアモンド☆ユカイさんが歌いました。
(by R)