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本日の一曲 vol.480 レッド・ツェッペリン レイン・ソング (Led Zeppelin: The Rain Song, 1973)
来年2025年1月に公開予定の「MR.JIMMY ミスター・ジミー レッド・ツェッペリンに全てを捧げた男」は、レッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジ(Jimmy Page)さんに魂を奪われてしまったギタリスト、ジミー桜井さんの物語のようです。
トレーラーです。
このトレーラーの中で使われている音楽ですが、1曲目がアントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi)さんの四季の中から、「冬(L'inverno, 1720)」の第1楽章です。ジュリアーノ・カルミニョーラ(Giuliano Carmignola)さんのヴァイオリンとアンドレア・マルコン(Andrea Marcon)さん指揮ヴェニス・バロック管弦楽団の演奏です。
2曲目がリンク・レイ(Link Wray)さんの「ランブル(Rumble, 1958)」。
3曲目がエルモア・ジェイムズ(Elmore James)さんの「The Sun Is Shining (1960)」。
そして、4曲目がジミー桜井さんがアコースティック・ギターで弾いているレッド・ツェッペリンの「レイン・ソング」です。
この録音は、1973年3月にリリースされたアルバム「聖なる館(The Houses Of The Holy)」の2曲目に収録されたものです。キーはト長調(G Major)であり、1曲目の「永遠の詩(The Song Remains The Same)」のキーがニ長調(D Major)なので、調の移行は4度関係になります。
ところが、アルバム「聖なる館」リリース後のマディソン・スクエア・ガーデンでのライヴを収録した映画「狂熱のライヴ」でも、「永遠の詩」から「レイン・ソング」と続けて演奏されているのですが、こちらは、ニ長調の「永遠の詩」からイ長調(A Major)に5度関係で移調された「レイン・ソング」へと繋がっています。
アルバムの「レイン・ソング」は、おそらくギターのチューニングを全部の弦を1音ずつ下げて(DGCFAD)演奏されていると思いますが、ライヴではギターのチューニングをし直すか持ち替えるかするのが面倒だったのでしょうか、イ長調で演奏した理由は不明です。
ちなみにトレーラーで、ジミー桜井さんはト長調(G Major)で弾いていらっしゃいます。
そのライヴ・ヴァージョンの「レイン・ソング」です。
この「レイン・ソング」には、スライ・アンド・ロビー(Sly And Robbie)のカバー・バージョンがあります。
このバージョンは、スライ・アンド・ロビーがレッド・ツェッペリンの曲をアルバム1枚分カバーした「Sly & Robbie Greets Led Zeppelin」というアルバムに収録されています。このアルバムのプレイリストです。
スライ・アンド・ロビーについては、これまで何度か紹介したことがありました。
(by R)
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