本日の一曲 vol.264 ゲイリー・ニューマン カーズ (Gary Numan: Cars, 1979)
ゲイリー・ニューマンさんは、1958年3月8日にロンドンのハマースミスで生まれ、お父様がブリティッシュ・エアウェイズのバス運転手だったことから、十代から航空訓練隊で働いていました。15歳のときにお父様からギブソンのレスポールを買ってもらい、それで音楽を始めました。
ゲイリーさんは、18歳のころだと思いますが、当時無名だったザ・ジャム(The Jam)のギタリストのオーディションに落ちたそうです。
そして、すぐに自分のバンドを結成し、チューブウェイ・アーミー(Tubeway Army)として、1978年11月にバンド名をタイトルにしたデビュー・アルバムをリリースします。最初は、パンクのようでした。
ゲイリーさんは、このレコーディングのときにスタジオでたまたまムーグ・シンセサイザーを発見し、これをきっかけにシンセサイザーを取り入れ、これが成功するのです。1979年9月に本日ご紹介する「Cars」をリリースして、これが全英第1位になり、カナダのチャートでも1位、全米でも9位を獲得する大ヒットになりました。
そして、ほぼ同時にエレクロニカなゲイリー・ニューマン名義の「エレクトリック・ショック!(The Pleasure Principle)」をリリースしました。
そして、現在では、「エレクトリック・ミュージックのパイオニア(a pioneer of electronic music)」と呼ばれたりしています。
この「カーズ」をアメリカのヘビメタ・バンドのフィア・ファクトリー(Fear Factory)が1996年ころから演奏し始め、1999年にカバーした演奏をリリースしました。このカバーには、ゲイリーさん本人も出演しており、ミュージック・ビデオにも出ていますね。
ゲイリーさんの最新アルバムは2021年にリリースされた「Intruder」です。
(by R)
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