本日の一曲 vol.484 マイケル・シェンカー・グループ イントゥ・ジ・アリーナ (The Michael Schenker Group: Into The Arena, 1980)
マイケル・シェンカーさんは、1970年代半ばから、イギリスのロックバンド「UFO」のギタリストとして活躍し、1978年10月にUFOを脱退して、自分のグループとしてマイケル・シェンカー・グループを結成して、1980年7月にセルフタイトルのファーストアルバムをリリースしました。
このファーストアルバムは、日本では、「全国のヘヴィ・メタル協会推選、日本ロック・ギター連盟公認」として、「神 帰ってきたフライング・アロウ」という邦題がつけられました。ライナーノーツは、当時、ミュージックライフの副編集長、のちのヘヴィメタル専門誌BURRN!の初代編集長となった酒井康さんがお書きになっており、当時は「ヘヴィ・メタル」という位置付けでした。
マイケル・シェンカーさんのギターのスタイルは、主に人差し指、中指、薬指の3本を使う運指であり、メロディー重視のフレーズ、フライングVがトレードマークです。
ファーストアルバムに収録された「イントゥ・ジ・アリーナ」はインスト・ナンバーですが、マイケル・シェンカーさんの代表曲といってよいかと思います。3連符からなるリフ、ギターソロからリズムだけのパートになり、アタックからのキーボードの分散和音、メロディアスなギターソロに戻り、最後はスローな泣きのギターで終わる、という構成になっています。ちなみに、MSGのドラムと言えばコージー・パウエル(Cozy Powell)さんという気がしますが、このファーストアルバムでのドラムは、サイモン・フィリップス(Simon Phillips)さんでした。
サイモン・フィリップスさんのドラミングについてはこちらの記事もごらんください。
アルバムのプレイリストと音盤案内です。
(by R)
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