本日の一曲 vol.51 松村雄策 苺畑のヒッチハイカー (1979)
松村雄策さんは、音楽誌「ロッキング・オン(rockiin'on)」の創刊メンバーの一人で、バンド活動や執筆活動もしていた人ですが、何よりも「ビートルズファンの第一人者」という人です。楽曲については、サブスクに対応されていませんので、以下のリンクでご覧になってください。
松村さんは昨年2022年3月12日にお亡くなりになりました。
松村さんのビートルズ、メンバーの4人に対する考察については、松村さんの右に出る者はいないといってよいでしょう。本日ご紹介する「苺畑のヒッチハイカー」という題名の「苺畑」とは、もちろん「Strawberry Fields」のことですね。
松村さんには「苺畑の午前五時」というすばらしい青春小説もあります。中学生という多感な時期に「ビートルズ」に出会ってしまった松村さんこそが描ける世界だと思います。また、松村さんと同じ世代ではなくても、世代は違っても、どの世代でも普遍的に感じることができる世界であり、逆に、ビートルズとは生きる世代が違っても、ビートルズが大好きになってしまうような小説です。
もちろん、松村さんはビートルズだけ聞いていたわけではなくて、松村さんの音楽もビートルズというよりはドアーズに近いかもしれません。
しかし、亡くなるまで松村さんの部屋はビートルズのポスターで埋め尽くされていたのです。
(by R)
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